ギターピックの種類や選び方とおすすめ5選【初心者必見】

ギターには必須のピックについて、形や素材、厚さ、硬さ、それぞれがサウンドに与える影響や特徴について解説。ヤイリ、MASTER8 JAPAN、JIM DUNLOPなどからおすすめのモデルをチョイスしました。

ピックの形や素材、持ち方によって音色はめちゃくちゃ変わる!

ベース専門店・Geek IN Box代表
嵯峨駿介さん
弦やピックアップ、フレットの種類などによってサウンドが変わることは周知の事実。交換や調整にトライしている方は多いと思います。音を出すために弦を弾くピックは当然多くの瞬間においてサウンドに影響を与える重要な要素と言えます。

ピックの硬さや大きさ、素材による種類の多さは多岐にわたり、ミュージシャンのこだわりが大きく出る部分でもあります。ピックの形状によって弾きやすさが変わる演奏テクニックもあり、最近では今までにない素材やシェイプを使った高価なプロダクトも発売され、さらに一歩踏み込んだギタープレイを助けてくれる存在です。
ギタープレイ

代表的なギターピックの3つの種類とその特徴

ピックには硬さや厚さ、形や素材などによって多くの種類が存在します。プレイヤーの好みが大きく出る部分のために一概にどれが優れていると言えるものではありません。求めるサウンドやギタープレイに最も適したものを選びましょう。

もしもギターを始めたてで、どのピックを選べばいいのかを迷っているのであれば、少し柔らかいティアドロップ型をおすすめします。柔らかめのピックを選ぶことで弦の抵抗を和らげ、ピッキングのニュアンスを比較的掴みやすいためです。

ティアドロップ型

ティアドロップ型はピックのシェイプとしては最もポピュラーと言っても過言ではありません。先端に向かってだんだんと細くなる小さめのシェイプで、細かいソロプレイや鋭いカッティング、コードストロークにも幅広く対応する万能型と言えます。

サイズが小さいために、薄いものになるとかなり柔らかくなります。初心者には柔らかいティアドロップがおすすめ、と書きましたが厚さはだいたい0.5~0.7mmくらいが柔らかい部類に入ります。
ティアドロップ型のピック
出典:Amazon

おにぎり型

おにぎり型は文字通り左右対称の大きい三角形のシェイプを持ちます。ピックのシェイプとしては基本的にはティアドロップ型とおにぎり型がポピュラーです。3つの角全てで同じようにピッキングができるため、1つの角が削れても他を使えるというティアドロップにはない経済性も魅力的!

サイズが大きいためにホールド力があり、カッティングやコードストロークを多用するプレイに向いていると言えます。また、ライブ中に激しいアクションのあるギタリストにとっても、このホールド力は魅力的だと言えるでしょう。
おにぎり型のピック
出典:Amazon

サムピック

サムピックはティアドロップ型とおにぎり型に比べると少々特殊なシェイプを持ち、使用する際には親指にピックをはめ込みます。特にアコースティックギターを演奏する方に人気のあるピックで、親指のサムピックと残りの指でアルペジオを奏でるのに特に有効です。

また、変わった使い方としてはベーシストがピック弾きと指弾きを瞬時に切り替える必要があるときに使うことがあります。親指にはめ込むためにピック自体をホールドしなくてもピックが指についているので、瞬時にピックと指を切り替えられる、ということですね。
サムピック
出典:Amazon

選び方のポイント

単音の細かいプレイや、タイトなサウンドを求めるならティアドロップ、コードストロークやカッティングをメインにして安定性を求めるならおにぎり型、といったところでしょう。アコースティックギターでのコードストロークや、ベースでの使用にはおにぎり型がおすすめです。

一言にティアドロップ型、おにぎり型、と表現していますが、それらのシェイプはメーカーやモデルによって微妙に異なり、特殊な表面処理が施されたものもあるので、最も自分にあったものを選びたいですね。

厚さ・硬さ

素材による部分もありますが、ピックの硬さ=厚さと考えても問題ないでしょう。硬ければ硬いほどサウンドはタイトになり、センシティブなレスポンスが得られます。逆に、柔らかいピックであればあるほどサウンドはウォームになり、アタックも柔らかなナチュラルなサウンドになると言えます。人によっては柔らかいピックを使って、硬いサウンドが欲しいときにはピックを曲げて硬さをだし、サウンドをコントロールすることもあります。

素材

ポピュラーなのはセルロイド、ナイロン、デルリンあたりでしょうか。この中でも最もポピュラーなのはセルロイドで、多くのピックはこの素材によって作られています。柔軟であるために高いプレイヤビリティを持ちますが、それゆえに削れやすさという弱点も持ちます。

その点ナイロンは素材自体に硬さがあるために耐摩耗性は高いと言えるでしょう。他に、金属や木材によって作られるモデルも存在します。イメージ通り、硬い素材の方がよりアタッキーでスピーティなサウンドになる傾向があります。

値段

1枚50〜100円程度が一般的な価格です。多くのメーカーはこの価格帯をメインにしているために種類も豊富。安価なので厚さや形状の好みを探るのに、何枚も購入しても高い出費にはならないのでたくさん試したいですね。

最近では特殊な素材や形状を採用したものも増えてきているため、200円や300円のものも多く、ものによっては1000円を超えるものもあります。ただし、あくまで基本的なものは100円以下で買えるので、まずはその価格帯のものから探すのがおすすめです。

基本的なピックの持ち方

基本的な持ち方は、人差し指を折り曲げてその横の部分と親指の腹で押さえ込むようにして持つ方法です。ピックの先端よりもわずかに右に親指が向くことになります。

人差し指の腹で持ったり、親指がピックとまっすぐになってしまうのは少なくとも初心者のうちはご法度。まずはベーシックな持ち方を身につけましょう。

弦の力に負けてしまうベースなどの場合には、人差し指に中指を添えるのもおすすめです。これによって弦の力に負けずに力強くピッキングすることが容易になります。
ピックの持ち方

まずはこれ!初心者におすすめのピック

JIM DUNLOP TORTEX STD 0.73

JIM DUNLOPはエフェクターでも有名なメーカーですが、ピックにおいても最もビッグなメーカーのひとつです。こちらはティアドロップの0.73mm、ほんの少し硬めですが細かいテクニックを磨くのにはうってつけ。塗装はマットな質感で、ホールド感も良好。

大きな癖のないスタンダードピックと呼んでも差し支えのないアイテムです。JIM DUNLOPはカラーによって厚さが分かれています。もう少し柔らかめのオレンジやレッドも合わせて使ってみてもらいたいですね。

JIM DUNLOP TORTEX STD 0.73

1,101(税込)
2019年10月4日 2:12時点
価格および発送可能時期は表示された日付/時刻の時点のものであり、変更される場合があります。本商品の購入においては、購入の時点でAmazon.co.jpに表示されている価格および発送可能時期の情報が適用されます。

Jim Dunlop 431B.50-RED-06P

先に紹介したものと同じくJIM DUNLOPからトライアングル(おにぎり型)です。こちらは厚みが0.5mmと最も薄いレッドカラー。特にオルタネイトピッキングの練習にはもってこい。

弦の引っ掛かりをダイレクトに感じるハードなピックではなかなか感覚が掴みにくいものですが、こちらのようなソフトなタイプであれば弦の張力にうまく負けてくれるので、オルタネイトピッキングやカッティングの感覚を身につけるのに役立つのではないでしょうか。

Jim Dunlop 431B.50-RED-06P

950(税込)
2019年10月4日 2:12時点
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出したい音で使い分け!目的に合ったおすすめピック

柔らかい音が出しやすいピック

Jim Dunlop Ultex Triangle Pick 0.60mm

こちらはアルテックスという新素材を使った変わり種ピックです。アルテックスは人の爪のような素材だと言われており、その繊細でしなやかなサウンドは美しいクリーントーンを演出します。

特に元々のレンジ感が重要なジャズトーンや、クランチ、アコースティックギターの生音には大きく影響するためにそのジャンルのプレイヤーは試す価値があります。セルロイドよりも若干硬さがあるために、いつも使うものよりは少し薄めのものがいいでしょう。

Jim Dunlop Ultex Triangle Pick 0.60mm

1,180(税込)
2019年10月4日 2:12時点
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速弾きに合ったピック

MASTER8 JAPAN INFINIX ティアドロップ 1.0mm HARD GRIP

昨今人気を集める新ブランド、MASTER8 JAPAN。本商品は1.0mmとかなりハードなティアドロップ型。耐摩耗性に優れた新素材、特殊プラスチックを採用したこちらのピックは触ると明らかに高い強度に気づきます。

当然ピックが削れる、折れるのも遅く圧倒的にもちがいいのも特徴のひとつです。ベースに使うピックとしてもおすすめで、ギターとベース両方に対応する新世代のスタンダードと言えるモデルでしょう。

MASTER8 JAPAN INFINIX ティアドロップ 1.0mm HARD GRIP

1,650(税込)
2019年10月4日 2:12時点
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アコ―スティックギター向きのピック

K.Yairi POP型サムピック MEDIUM 

アコースティックギターの名門、ヤイリが手がけるサムピックです。3フィンガーや4フィンガーによるアルペジオの演奏、もしくはそれにプラスしてコードストロークを混ぜ込むようなギタープレイにはこれしかありません。

裏技的な使い方ですが、ピックを削ったり切ったりして形を整えて自分だけのピックを作るのもあり。ハードなサムピックにさらにハードなピックを重ねてつけ、スラッピング奏法に使用すると、指ではありえない強烈なアタックが得られます。

K.Yairi POP型サムピック MEDIUM

820(税込)
2019年10月4日 2:12時点
価格および発送可能時期は表示された日付/時刻の時点のものであり、変更される場合があります。本商品の購入においては、購入の時点でAmazon.co.jpに表示されている価格および発送可能時期の情報が適用されます。

ピックを替える時期は?

折れてくれればいいのですが、ピックを交換するタイミングはなかなか分かりづらいものだと思います。

ズバリ結論から言うと、それはシェイプが変わってきてしまった時。先端が削れてシェイプが変わってくると弦へのピックの当たり方が大きく変わり、当然サウンドも変わってしまいます。そのまま弾き続けるとフォームが乱れてしまう可能性があるので、初心者の時期であればなおさらなるべく新しいピックを使うべきでしょう。

素材、プレイスタイル…ピックを選ぶ基準は千差万別

ギターを演奏する上で、ピックは切っても切れない関係です。音を出すには弦を振動させる必要がありますが、弦を振動させるにはピックを弦にあてる必要があります。このことからピックがサウンドに大きく影響を与えることは容易に想像がつくでしょう。

また、常に指に持って使うものですのでピックの硬さや素材はプレイヤー自身にも大きく影響します。自分にぴったりなピックを使うことで、演奏を飛躍的に高いグレードに引き上げることもあるかもしれません。自分にぴったりのピックを見つけてくださいね。

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この記事に登場した専門家

ベース専門店・Geek IN Box代表
嵯峨駿介さん
東京・御茶ノ水の大手楽器店にて数千本のギター・ベースのリペア、メンテナンスを経験。現在は、横浜でベース専門店「Bass Shop Geek IN Box」を立ち上げ、リペアや販売をする傍ら、様々なメディアで記事の執筆もこなす。 ※本記事の内容は嵯峨駿介個人の意見、知識を基に執筆しており、所属する株式会社ビレッジグリーン及びGeek IN Boxの総意を代表するものではありません
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