フジゲン(FGN)ギターの特徴・評判とおすすめモデル7選

日本有数のギターファクトリー・フジゲンが自らのブランドとして運営する"フジゲン(Fujigen/FGN)"のギターについて、その歴史や特徴、現行のシリーズについて解説していきます。初心者や中級者におすすめのモデルについても紹介しますよ!

フジゲンってどんなメーカー?
主要な現行シリーズの音の違いや評価は?
初心者におすすめするフジゲンのストラト
中級者以上におすすめするフジゲンのギター
有名アーティストが愛用しているフジゲンのギター
フジゲン直営店 カスタムハウス池袋
時代に合わせてアップデートされ続ける国産ギターの代表格、フジゲン!
フジゲンのエレキギターの人気ランキングもチェック!
この記事に登場した専門家

フジゲンってどんなメーカー?

ベース専門店・Geek IN Box代表
嵯峨駿介さん

フジゲンの歴史

フジゲンは言わずと知れた日本のギターファクトリーが手がけるオリジナルブランドです。その始まりは1960年に遡ります。

名声を集める要因になったのは、フェンダーブランドを冠したフェンダージャパンの受託製造を請け負ったことでしょう。フジゲンが製造した年代のフェンダージャパンはあまりにもクオリティが高く、一時はアメリカ製をしのぐとも言われていました。現代においてもその時代のフジゲン製フェンダージャパンはジャパンヴィンテージとして高く評価されています。

OEM製造で培われた確かな技術力がフジゲンの特徴

フジゲンは昔から多くのメーカーのOEM製造を担ってきた歴史を持ち、トラディショナルなフェンダースタイルのギターの製造はお手の物。培った技術や知識を活用してフジゲンオリジナルデザインのギターの開発にも積極的です。

また、その技術力の高さは非常に高く評価されており、その能力はギター以外にも高級車の内装、高級音響スピーカー用キャビネット、オルゴール、和太鼓などの製造にも活かされています。

フジゲンの音は国産ギターの代名詞的存在

フジゲンのサウンドはタイトかつハイレンジ。精密に組み込まれた国産ギターの代名詞のような特徴を持ちます。どんな現場でも安定感のあるサウンドが得られるため、特にセッションミュージシャンやエフェクターを多用するミュージシャンにはおすすめです。

また、その高い組み込み精度は高いプレイヤビリティにも直結しています。調整幅が広く、どのようなセッティングにしても破綻がないためにプレイヤー1人1人に合わせたセットアップが可能で、プレイヤーの潜在能力を最大限に引き出します。

主要な現行シリーズの音の違いや評価は?

Expert Series

伝統的なギターを現代的にアレンジしたシリーズ

FGN Expert OS
Expertシリーズにはフェンダー・ストラトキャスターをモチーフにしたODYSSEY、ギブソン・レスポールをモチーフにしたFLAME、そしてよりモダンなでヘヴィな音楽に適したELANの3つのラインナップを持ったモダンギターシリーズです。

そのいずれも、より体にフィットするシェイピング、より多彩なサウンドを実現するエレクトロニクス、より高いプレイヤビリティが得られるデザインが施されています。

Masterfield Series

大人向けなセミアコ・フルアコのシリーズ

FGN Masterfield
Masterfieldシリーズはセミアコースティックスタイル、フルアコースティックスタイルを持ったギターをラインナップしています。

ES335をモチーフにしたMSAは、通常のサイズよりもわずかに小型にデザインされており、ソリッドギターからの持ち替えに大きな違和感を持たせない工夫がしてあります。ギブソンに倣い、ピックアップはハムバッキングピックアップとP90スタイルのシングルコイルピックアップの2つのスタイルを採用しています。

J-Standard Series

高い品質を保ったままハイコストパフォーマンスを実現したシリーズ

FGN J-Standard
Expertをベースにしながら、細かい製造方法やデザインを再設計して高いコストパフォーマンスを実現。価格が下がっているからといってクオリティが下がることはなく、精密なフレットワークやピックアップ、ハードウェアのチョイスなどの根本部分は最上位モデルとなんら変わりがありません。

ILIADと呼ばれるモデルはExpertシリーズにはラインナップされていない、J-Standard独自のモデル。テレキャスターのようなシングルカッタウェイを持つオリジナルデザインのボディに、ハムバッキングスタイルのピックアップを2つ組み合わせ、トラディショナルとモダンのいいとこ取りなデザインです。

Neo Classic Series

フェンダー・ギブソンの良さをフジゲン流に再現した定番シリーズ

FGN Neo Classic
これまでに多くのメーカーのOEM生産を手がけてきたフジゲンならではのシリーズではないでしょうか。レスポール、ストラトキャスター、テレキャスターといったトラディショナルなモデルをフジゲン流にモダンにアレンジした、「ネオクラシック」という名前通りのコンセプトを持ったモデルをラインナップしています。

トラッドなスタイルであっても、モダンなアンサンブルやエフェクティブなサウンドに対応したいミュージシャンには特におすすめしたいシリーズです。
フジゲン(FGN)ネオクラシックの評価とおすすめギター5選 - PICUP(ピカップ)
フジゲン(FGN)ネオクラシックの評価とおすすめギター5選 - PICUP(ピカップ)>>
フジゲンのギターの人気シリーズ、ネオクラシックシリーズについてその高い評価や概要について解説しました。テレキャスタースタイル、ストラトキャスタースタイル、レスポールスタイルからそれぞれおすすめのモデルを何本か紹介しています。

初心者におすすめするフジゲンのストラト

FGN Neo Classic SERIES NST11RALM ストラトタイプ ミディアムスケール

ストラトタイプには珍しいミディアムスケールで弾きやすさ抜群

ネオクラシックシリーズにラインナップされるストラトキャスタータイプの1本。本モデル最大の特徴はミディアムスケールを採用しているという点でしょう。

通常であればナットからブリッジまでの弦長が648mmのスケールが使われますが、本ギターではそれが628mm。短くなる分、よりバウンスした低音が得られ、また同時に左手のフィンガリングには余裕が生まれ、レギュラーのスケールとは異なる演奏が可能になります。

FGN NST11RALM-VWH Neo Classic SERIES ストラトタイプ ミディアムスケール エレキギター オリジナルギグバッグ付

FgN J-Classic JST6R ストラトキャスター

フェンダー本家にも負けていない高品質ストラトタイプ

クラシックなフェンダー・ストラトキャスタースタイルのデザインを持つJ-Classicシリーズの1本。フレットには演奏性に優れるミディアムワイド、ボディには軽量で取り回しに優れるバスウッド採用し、特に初心者にとって問題になるようなプレイヤビリティの低下を防ぐデザインが施されています。

フジゲンギターに共通して採用されるCFS(サークルフレッティングシステム)ももちろん搭載。フレットを扇状に打つことにより、より正確なピッチやイントネーションが得られます。

FgN ストラトキャスター J-Classic JST6R CAR(キャンディアップルレッド) 【日本製】

中級者以上におすすめするフジゲンのギター

Fujigen / Neo Classic Series NLC100 Candy Apple Green

レスポールらしさをお手頃価格で完全再現

ギブソンレスポールをモチーフにした、ネオクラシックシリーズの1本。美しいホワイトのバインディング、ブロックインレイが施され、カラーはオリジナルのキャンディアップルグリーン。全体は実にエレガントなルックスに仕上げられています。

セットネックでのネックジョイントは精度が求められる仕様のためメーカーの実力が問われますが、フジゲン製造であればその点は心配無用でしょう。レスポールスタイルの購入を検討しているのであれば選択肢に入れたい1本ですね。

Fujigen / Neo Classic Series NLC100 Candy Apple Green フジゲン

FUJIGEN Expert ELAN EEL-DE MBK

フジゲンの技術が結集されたモダンなロックギター

フジゲンのフラッグシップ、Expertシリーズの1本。ダウンチューニング時にも適切なテンション感が得られるよう弦の張り方を、ストップテールピーススタイルとスルーボディスタイルの2つからチョイスできるオリジナルデザイン、FJTPテイルピースを採用。

また、ネックの頂点をわずかに6弦側にずらした左右非対称ネックはモダンな演奏性をもたらし、スムーズなフィンガリングを実現します。一貫して全体がモダンな仕様に仕上げられ、特にメタルやフュージョンなどのテクニカル系のギタリストにはおすすめの1本です。

FUJIGEN EEL-DE MBK Expert ELAN エレキギター

有名アーティストが愛用しているフジゲンのギター

FGN EFL-DE/MBK FLAME EXPERT Series

メロコアにも最適なモダンなレスポールタイプ

京都出身のメロディックハードコアバンド、10-FEETのボーカル・ギター担当のTAKUMAさんは、FUJIGEN EXPERTシリーズのEFLを愛用しているようです。

EFLは従来のレスポールスタイルをモダンなスタイルにアレンジしたモデルです。例えば、ハイポジションの演奏性を確保するためにヒールはスムーズにカット。また、ネック部分の塗装のみをつや消しのサテンフィニッシュにすることでスムーズなフィンガリング、プレイヤビリティをもたらしています。

FGN Expert Series ODYSSEY EOS-ASH-M Seethru Red

様々な音楽性に対応できるフジゲン流コンポーネントギター

B'zのツアーサポートや倉木麻衣さんの楽曲のアレンジを手掛ける、ギタリストで作曲・編曲家の大賀好修さんもフジゲンギターの愛用者です。
大賀さんも使用するExpertシリーズのODYSSEYは、フジゲンの顔とも言えるモデルで、リアピックアップにハムバッカー、フロントとセンターピックアップにシングルコイルを搭載し、大賀さんのように様々なスタイルに対応した幅広いサウンドを求めるギタリストに最適です。

このモデルはボディの木目が見えるシースルーというカラーリングで、見た目の高級感と、快適な弾き心地を実現した一本です。

Fujigen / Expert Series ODYSSEY EOS-ASH-M Seethru Red フジゲン

FUJIGEN EEL-DE-7 MBK Expert ELAN 7弦エレキギター

フジゲンは7弦でも高品質

日本を代表するメロディアス・ラウド・ロックバンド、coldrainのギタリストsugiさんは、FUJIGEN ExpertシリーズのELAN、7弦仕様のEEL-DE-7を愛用しています。

ローB弦や、ダウンチューニングによる激しい弦振動に耐えられるように、ネックはメイプルとウェンジをウッドマテリアルにした多層ラミネートネックを採用。高い強度を得るのと同時に、音程のクリアさや低音域の強さに影響します。

ピックアップはラウドロック系ギタリストには高い人気を誇るSeymour Duncan製のBlackoutsを採用。ヘヴィミュージックに最適な1本です。

FUJIGEN EEL-DE-7 MBK Expert ELAN 7弦エレキギター

フジゲン直営店 カスタムハウス池袋

フジゲンは直営する販売店舗を、東京の池袋に構えています。ここではフジゲンのほぼ全てのラインナップを揃えており、メーカーのショールームのような側面もあります。

直営店の最大の特徴は、フジゲンギターを知り尽くしたスタッフがギターを渡す直前にサイドセットアップをしてくれることでしょう。プレイヤー1人1人に合わせたセットアップが施されたギターは、そうではないものとは決定的に異なります。自らのスタイルに合わせてぴったりとセットアップされたギターは、心強い相棒としてギタープレイを支えるでしょう。

また、フジゲンブランドの楽器に限り、買い替えサービスとして下取りも受け付けているため、フジゲンユーザーで同ブランドのワンランク上のギターを手に入れたい方はぜひ足を運んでみてください。
フジゲン直営店|カスタムハウス池袋
フジゲン直営店|カスタムハウス池袋>>
フジゲンの直営店フジゲンカスタムハウスです。オリジナルギターの販売、オーダー受付、メンテナンスも行っています。

時代に合わせてアップデートされ続ける国産ギターの代表格、フジゲン!

フジゲンは日本のエレキギター草創期からその市場を支え続け、昨今の国産ギターの礎を築いたといっても過言ではないギターファクトリーです。

彼らが近年展開するオリジナルブランド、"フジゲン"についても大きく注目を集めるブランドです。既存のモデルはもちろん、セミオーダーにも力を入れているのは大きな特徴で、この点は工場自らが運営するオリジナルブランドの強みだと言えます。

現代的なギタープレイを得意とするプレイヤーにはぜひおすすめしたいメーカーのひとつです。

フジゲンはベースも高品質でおすすめ!

フジゲンベースの特徴と評判、初心者~中級者におすすめのモデル - PICUP(ピカップ)
フジゲンベースの特徴と評判、初心者~中級者におすすめのモデル - PICUP(ピカップ)>>
日本を代表するギターファクトリー・フジゲンが自ら展開するオリジナルブランドについてその特徴や評価、使っている有名プレイヤー、展開するラインについて解説。Neo Classic、J-Standardの両シリーズやそれらのおすすめベースを紹介しています。

フジゲンのエレキギターの人気ランキングもチェック!

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この記事に登場した専門家

ベース専門店・Geek IN Box代表
嵯峨駿介さん
東京・御茶ノ水の大手楽器店にて数千本のギター・ベースのリペア、メンテナンスを経験。現在は、横浜でベース専門店「Bass Shop Geek IN Box」を立ち上げ、リペアや販売をする傍ら、様々なメディアで記事の執筆もこなす。 ※本記事の内容は嵯峨駿介個人の意見、知識を基に執筆しており、所属する株式会社ビレッジグリーン及びGeek IN Boxの総意を代表するものではありません
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