マークベースの特徴から音作りのポイント、人気モデルまで解説!

近年流行するDクラスアンプを広く普及させたパイオニア的存在、マークベースのアンプについて、特徴や音作り、マーカス・ミラーシグネイチャーモデルなどを解説します。ヘッドアンプ、キャビネット、コンボアンプ、それぞれおすすめのモデルも紹介します。

マークベースアンプの特徴
マークベースアンプでの音作りの肝「VLE」と「VPF」
トップベーシスト、マーカス・ミラーのシグネチャーモデルも!
人気のマークベースアンプ
この記事に登場した専門家

マークベースアンプの特徴

ベース専門店・Geek IN Box代表
嵯峨駿介さん

軽量小型の高いポータビリティ性

Dクラスの小型アンプは、従来のヘッドアンプを超えるほどの大きなマーケットに成長しましたが、その成長曲線はマークベースの人気と比例していると言ってもいいかもしれません。Dクラスアンプのマーケットにおいては、それほどまでにマークベースの存在感は高いものだと言えます。

小型で軽量なためにエフェクターボード1つ分程度の負担で持ち運びが可能で、このポータビリティ性能の高さは電車移動がメインのミュージシャンにとってはあまりにも魅力的です。
マークベース big bang

ガッツのあるミドルレンジ

一般的にDクラスアンプはフラットな音質特性であると言われますが、マークベースの場合はそのイメージとは少々異なるサウンドを持ちます。大きく張り出したミドルレンジはベースサウンドにガッツをもたらし、アンサンブル内におけるベースサウンドの可聴性を大きく高めます。

特にこの手の小型アンプが使用されるシチュエーションは、リハーサルスタジオやサイズの小さいライブハウスであることが多く、その限定的でありながらも高い需要によくマッチしています。

マークベースアンプでの音作りの肝「VLE」と「VPF」

マークベースのアンプで音作りをする上で、肝となるのはやはりオリジナルコントロールであるVPFコントロールとVLEコントロールでしょう。他のアンプにはない、マークベース独自の仕様なので、初めて触る方は戸惑うかもしれませんが、端的に説明するなら、特定の周波数をコントロール1つで劇的に操作できるという、音作りをシンプルにしてくれるための機構です。

暖かみのあるヴィンテージサウンドを容易に表現する「VLE」

VLEとはVintage Loudspeaker Emulatorの略称で、大型スピーカーやヴィンテージスピーカーの持つ、いなたいレンジ感を再現するためのフィルターで、高域を減衰させます。60年代、70年代のクラシックロックやR&Bのようなローファイなベースサウンドを求める場合はこのVLEを回しながら音を作ると良いでしょう。

エッジの効いたドンシャリサウンドを再現できる「VPF」

VPFはVariable Preshape Filterの略称で、低域と高域をブースト、中域をカットしてサウンドの輪郭を強調するEQコントロールです。スラップサウンドや、メタリックなヘヴィサウンドを出したい場合にこのVPFが役に立ちます。

VLE、VPFともに、どちらも上げ過ぎると極端なサウンドになってしまうので、0からスタートして少しずつサウンドを聴きながら調整するのがおすすめです。どちらのコントロールも、あまり好みの周波数が変化しないと感じる場合は、どちらもゼロに設定しておけば音に影響しなくなるため、通常のアンプと同様にイコライザー部分のみで音作りをしても構いません。

トップベーシスト、マーカス・ミラーのシグネチャーモデルも!

マイルス・デイヴィス、デヴィッド・サンボーンなどの超一流のブルージャイアントのプロデュース業や、ソロでの活動も大きく評価されるレジェンドベーシスト、マーカス・ミラーは自身のシグネイチャーモデルをマークベースから発売しています。

ヘッドアンプ、コンボアンプ、キャビネットと同時に、全てのジャンルにモデルが展開されていることからも、いかにマークベースがこのシリーズに力を入れているのかがわかるでしょう。要チェックのシリーズです。

Markbass LITTLE MARCUS 500

ULTRA LOW、LOW、MID、HIGH MID、HIGH、と5つの細かなパラメトリックイコライザーを搭載し、きめ細かなサウンドを作り込む機能を持ちます。

一方、VPFとVLEコントロールに変わって、OLD SCHOOLとMILLERIZERというコントロールを搭載。これはそれぞれをマーカス仕様にアレンジしたものであると言えるでしょう。ミドルレンジを細かく調整することで、マーカスらしいサウンドを再現するだけではなく、ベースとして重要なレンジを完璧な調和をもってイコライジングできます。

Markbass LITTLE MARCUS-Marcus Miller signature heads- MAK-LMM500

参考価格: 69,800
69,800 (税込)
62,945 (税込)
62,945 (税込)
99,000 (税込)
価格情報は以下に表示された日付/時刻の時点のものであり変更される場合があります
amazon.co.jp:2020年2月18日 18:24時点 rakuten.co.jp: 2020年2月20日 20:32時点 shopping.yahoo.co.jp: 2020年2月20日 22:50時点 paypaymall.yahoo.co.jp: 2019年12月25日 14:09時点 本商品の購入においては、購入の時点で上記各サービスに表示されている価格および発送可能時期の情報が適用されます

Markbass LITTLE MARCUS 1000

前述のモデルと同様のコントロールを持ちながら、最大1000Wの出力を持つモンスターアンプ。OLD SCHOOLとMILLERIZERコントロールはもちろん、5バンドのイコライザーも、大ヒットモデルlittlemark3とは異なるアレンジが施されており、マーカスの志向するサウンドが十分に楽しめるでしょう。

ハイパワーでありながらも軽量、コンパクトなシャーシは特別な点で、重さはわずか2.4kg。徒歩移動のミュージシャンにとっては心強いスペックです。

Mark Bass LITTLE MARCUS 1000 マーカス・ミラー・シグネイチャーモデル

参考価格: 141,750
141,750 (税込)
100,980 (税込)
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人気のマークベースアンプ

Markbass Little MarkIII

マークベースのフラッグシップモデル。最大500Wの出力にLOW、MID LOW、 HIGH MID、HIGHの4バンドイコライザーを搭載。VPF、VLEコントロールと合わせて大幅に、また繊細に、サウンドメイクを行うことが可能です。

サイズはわずか27.6×7.1×25.5cm、重量は2.9kgとコンパクトで、今までにないポータビリティを実現しています。

Markbass Little MarkIII

参考価格: 90,750
90,750 (税込)
67,500 (税込)
67,500 (税込)
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Markbass MAK-NY121

サイズはわずか38.3×5.8×43.2cm、重量は13.3 kgと、12インチスピーカーを内蔵するスピーカーキャビネットとしては最軽量の部類に入るでしょう。

自らキャビネットを持ち運ばなければならないベーシストには最適なモデルで、このサイズでありながらも許容入力400を誇る十分なサイズです。100人程度までのキャパシティにはメインスピーカーとして、大型のステージではモニターとして、十分に活躍します。

Markbass キャビネット MAK-NY121

参考価格: 75,294
75,294 (税込)
74,250 (税込)
74,250 (税込)
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価格情報は以下に表示された日付/時刻の時点のものであり変更される場合があります
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Markbass MiNi CMD 121P

ポータビリティの高さとサウンドの良さを兼ね備えた軽量コンボアンプ。アンプとスピーカーを合わせてわずか13.3kgと、持ち運び可能な重量に収めながら、このサイズだとは信じられないローエンドの豊かさ、ダイナミックレンジの広さが特徴的なサウンドです。

別のスピーカーキャビネットを追加できる拡張性の高さも特徴的で、非常によくデザインされた名機であると言えます。

Mark bass/ベースコンボ MiNi CMD 121P(MAK-MC121P)

参考価格: 129,600
129,600 (税込)
114,400 (税込)
114,400 (税込)
120,450 (税込)
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近年ベースアンプのマーケットで大きな存在感を放つイタリア初のアンプブランド、マークベース。次々に新製品をリリースしてそのどれもが高く評価されており、常に注目するべきブランドであると言えます。

ミドルレンジが豊かでベースアンプらしいファットな音色は、フラットな音色とは異なるものですが、その特徴はベーシストにとって非常に有用なもので、高く評価される主な要因だと思います。コンパクトなベースアンプを探すとき、マークベースは真っ先に試すべきアンプであると言えます。

この記事に登場した専門家

ベース専門店・Geek IN Box代表
嵯峨駿介さん
東京・御茶ノ水の大手楽器店にて数千本のギター・ベースのリペア、メンテナンスを経験。現在は、横浜でベース専門店「Bass Shop Geek IN Box」を立ち上げ、リペアや販売をする傍ら、様々なメディアで記事の執筆もこなす。 ※本記事の内容は嵯峨駿介個人の意見、知識を基に執筆しており、所属する株式会社ビレッジグリーン及びGeek IN Boxの総意を代表するものではありません
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