DTM向きのマイク5選+おすすめアイテム3選!

「DTMで使うダイナミックマイク、コンデンサーマイクの定番は?」「マイクの音が小さいんだけど……。」…など、DTMマイクについて様々な疑問にお答えします。自宅でボーカルレコーディングを始めてみましょう!

DTMの基本機材 マイク

有限会社フラクタル・デザイン ライター&エンジニア
中村太樹さん

ボーカル録りに向いているのはコンデンサーかダイナミックマイク

ボーカルレコーディング
コンデンサーマイク、ダイナミックマイク、リボンマイク、バウンダリーマイク……など、マイクは様々な種類があり目的ごとに使い分けることで、最大のパフォーマンスを発揮します。もし、ボーカルレコーディングを行うのであれば、コンデンサーマイクかダイナミックマイクを選ぶといいでしょう。

またマイクの立て方にも色々種類があり、歌手の声を聴いてエンジニアがベストな位置を探します。ですが最初は、オーソドックスな立て方が存在するので、まずはそこから始めるといいと思います。Youtubeなどの動画サイトでボーカルレコーディングを行っている様子を見ることができるので、それらを参考にしてみるのもいいでしょう。

マイク以外に必要なもの

自宅でボーカルレコーディングを行うといっても必要なのはマイクだけではありません。音楽制作ソフト(DAW)、オーディオインターフェイス、マイクケーブル、マイクスタンド、ポップガード……などが必要になってきます。

「まだ何も持ってないよ」という方は、これらが全部入ったエントリー向けのパッケージ製品も存在するので、「まずはそこから始めてみる」というのもいいでしょう。

マイクは主に2種類

ダイナミックマイク

ダイナミックマイク
ダイナミックマイクは扱いやすく、耐久性の高いマイクです。そのため、激しい使い方をするステージ上で頻繁に使われています。カラオケで見かけるマイクもこのタイプのものです。そんなダイナミックマイクはレコーディングでは使わないと思われがちですが、実際はそうでもなかったりします。というのも、ダイナミックマイクの方がパンチ感やロック感を演出しやすく、激しいサウンドにマッチしたりするからです。

また、レコーディングには慣れてないけどライブをバンバンこなしている人であれば、マイクの使い方を熟知しているので、手に持って歌い、それをレコーディングするということもあります。

コンデンサーマイクに比べ音抜けが悪く、繊細な音を録れないとされているダイナミックマイクですが、音楽ジャンルによってはコンデンサーマイクより「いい音」で録れることもあるので、どんな音を録りたいのか、どんな雰囲気にしたいのかを考え、ダイナミックマイクをチョイスしてみるのもありだと思います。

コンデンサーマイク

コンデンサーマイク
コンデンサーマイクは、音抜けがよく、繊細な音まで録音できるので、ボーカルレコーディングにとても適したマイクです。レコーディングスタジオでのボーカル録音は9割以上がこのタイプのマイクを使っているといっても過言ではないでしょう。

湿気や衝撃に弱いのでしっかりした管理が必要なこのマイクは、録音時に床の振動や部屋鳴りまでも収音してしまいます。なので、自宅で使う際はショックマウントと呼ばれる床の振動をマイクに伝えないようにするためのマイクホルダーを使用したり、リフレクションフィルターと呼ばれるマイクの外側を半分囲うように立て、余計な残響や反射をシャットアウトするための装置もできれば準備しましょう。

また、ポップガードという声の破裂音や息によるノイズを軽減させるための道具も使うと、さらにいいボーカルテイクを録ることができます。

コンデンサーマイクの使用には、ファンタム電源と呼ばれる+48Vの電源が必要になるので、コンデンサーマイクを購入する前に、ファンタム電源を供給することのできる機材があるかどうか確認しておきましょう。

おすすめのダイナミックマイク

SHURE ダイナミックマイク SM58-LCE

国内のライブで一番使用頻度が高いマイク、SM58。かなり頑丈な作りをしているので、ちょっとしたことで壊れることはありません。ダイナミックマイクとしては定番中の定番で、ロックサウンドの楽曲にハマります。また、SM58の上位モデル「BETA58」もおすすめです。

SHURE ダイナミックマイク SM58-LCE

11,642(税込)
2019年11月4日 3:12時点
価格および発送可能時期は表示された日付/時刻の時点のものであり、変更される場合があります。本商品の購入においては、購入の時点でAmazon.co.jpに表示されている価格および発送可能時期の情報が適用されます。

SENNHEISER e935

SENNHEISER e935はナチュラルな出音が魅力のダイナミックマイクです。リハーサルスタジオに置いてあることも多いので、一度SM58などと比べてみると面白いと思います。ガツガツしたロックサウンドよりも、もう少し落ち着いたJ-POPなどに合うでしょう。マイクは声質によって合う合わないがあるので、試せる機会があれば色々なマイクを試してみましょう。

SENNHEISER e935

15,535(税込)
2019年11月4日 3:12時点
価格および発送可能時期は表示された日付/時刻の時点のものであり、変更される場合があります。本商品の購入においては、購入の時点でAmazon.co.jpに表示されている価格および発送可能時期の情報が適用されます。

AUDIX OM-5

中高域のハリが魅力のダイナミックマイク、AUDIX OM-5。BETA58Aは男性が歌うロック系の楽曲にハマるのに対し、AUDIX OM-5は女性が歌うロック系の楽曲にバシッとハマると思います。ダイナミックマイクはライブで使うことをメインに考えられていることが多いので、周りの音を拾いにくい構造になっています。なので、部屋でレコーディングするときもわざわざ部屋鳴りなどの外部環境を考えなくていいのは嬉しいところです。

AUDIX OM-5

24,869(税込)
2019年11月4日 3:12時点
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おすすめのコンデンサーマイク

sE Electronics X1 S

エントリーモデルのコンデンサーマイク「sE X1」の後継機、sE X1 S。ボーカルレコーディングはもちろんのこと、アコギやギターアンプのレコーディングに最適なマイクです。コストパフォーマンスが高く、sEならではのふくよかなサウンドが特徴です。

sE Electronics X1 S

20,240(税込)
2019年11月4日 3:12時点
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AKG C214

世界中のレコーディングスタジオで使用されいるAKGの名機C414の廉価版、AKG C214。C414B-XLSと同じ1インチ・ラージ・ダイアフラムが採用されています。煌びやかなサウンドであると同時に芯のある太いサウンドを録音することができ、ボーカルレコーディングに最適でしょう。1万円前後のマイクを買うのであれば、少し頑張ってC214を購入することをおすすめします。

AKG C214

38,315(税込)
2019年11月4日 3:12時点
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その他にも必要になる周辺機器

MOGAMI 2534 XLRマイクケーブル

MOGAMIの定番マイクケーブル2534。ケーブルもそれぞれ特徴があり、どれが一番いいというのは決めにくいですが、MOGAMIの2534を使っておけば間違いないでしょう。フラットな出音でコストパフォーマンスも高く、ボーカルのマイクケーブルからスピーカーケーブルまで幅広く使えます。世界中のレコーディングスタジオで使われている評価の高いケーブルです。

MOGAMI 2534 XLRマイクケーブル

2,050(税込)
2019年11月4日 3:12時点
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TAMA ブーム マイク・スタンド MS205

TAMAのマイクスタンドは耐久性が高いので、長い間使うことのできるマイクスタンドです。安いマイクスタンドもいくつか存在していますが、すぐにネジがダメになってしまったり、マイクを取り付けた際に角度が変わってしまうなど安定性に欠けるものが多いです。初期投資は多少かかりますが、音楽機材のいいものは長期間使えるものばかりなので、長い目でみれば費用を抑えることができるでしょう。

TAMA ブーム マイク・スタンド MS205

6,533(税込)
2019年11月4日 3:12時点
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STEDMAN PROSCREEN101 メタルポップガード

ポップガードの役割は、破裂音や息によるノイズの軽減、マイクとの距離を保つ目安、唾がマイクにかかることへの防止などが挙げられます。また素材によって特徴が異なり、比較的安価な布製のポップガードは音がこもりやすく、金属製は布製に比べ高音域の減少が少ないとされています。

STEDMAN PROSCREEN101はレコーディングスタジオでも使われているポップガードです。「ただの金属の網じゃん」と思われる方もいると思いますが、一度使ってみるとその良さと必要性を感じていただけると思います。

STEDMAN PROSCREEN101 メタルポップガード

5,600(税込)
2019年11月4日 3:12時点
価格および発送可能時期は表示された日付/時刻の時点のものであり、変更される場合があります。本商品の購入においては、購入の時点でAmazon.co.jpに表示されている価格および発送可能時期の情報が適用されます。

録音した音が小さい!?その原因は?

オーディオインターフェース調整

適切な音量に調整されているか確認しましょう

録音した音が小さいときの原因は、一番最初に適切な音量に調節していないことにあるかもしれません。たとえば、PC上で音楽制作ソフト(DAW)を立ち上げ、オーディオインターフェイスを通してマイクを繋ぎ、歌をレコーディングするとします。その際一番最初にすべきことは、ゲイン(GAIN)の調節です。

正確にいうとゲイン(GAIN)とボリューム(Volume)は全くの別物ですが、ゲインを上げると音量が上がるという認識で大丈夫です。

GAIN調整の手順

手元にオーディオインターフェイスがある方は確認していただきたいのですが、マイクケーブルやギターシールドを接続するところの隣に、「GAIN」と書かれているツマミはありませんか?そのツマミを右に回すと音量が上がり、左に回すと音量が下がります。このツマミを右に回すことで音量の小ささを解消することはできますが、何を基準に音量を上げたらいいのか分からない方もいると思います。そんな方のために簡単に音量調節の仕方を紹介します。

DAW上での調整方法

お持ちのDAWの画面を見てみてください。マイクに音が入るとメーターが振れるため、基本的にそのメーターを見ながら音量を調節していきます。楽曲中のサビなどの盛り上がる部分、一番声の音量が上がるポイントでメーターの赤いランプが点かない6~8割ぐらいを目安にGAINのツマミを回すのがポイントです。

赤いランプが点いてしまうと、音が歪んでしまうので注意が必要です。また、最近のオーディオインターフェイスのランプは音が歪んでしまうポイントまで音量が上がると赤くなるものもあるので、それを目安にするのも一つの手です。

それ以外に原因として考えられること

GAINを調節してもまだ音量が小さいときは他に原因がある可能性があります。たとえば、マイクケーブルまたはギターシールドが断線している、マイクまたはギターが壊れている、接続がしっかりされていない……などです。一度機材の状態を確認してみると意外と問題が解消されることがありますよ。コンデンサーマイクを使用する際にファンタム電源が送られていない、PADというゲインを下げるスイッチが入っているなどの可能性もあります。

おわりに

DTMで使用できるマイクについて紹介しました。ダイナミックマイクとコンデンサーマイクに違いがあるように、個々のマイクにもそれぞれ違いがあります。こればかりは実際に音を聴いてみないと分からないので、まずはインターネット上で検索してみて音を聴き、そのうえで実際に自分で試してみるといいでしょう。リハーサルスタジオでもかなりの種類を試せるので、そういった場所を活用するのも一つの手です。

ボーカルレコーディングで作品に一番影響するのは、マイクの種類でもなければ、部屋の鳴りでもなく、歌声そのものです。当たり前のことですが、一番自分が歌いやすい環境を整えることや、レコーディングに慣れることでグッと作品のクオリティーを上げることができます。また、マイクの角度やマイクとの距離も人によってベストな位置が違うので、それらを研究してみるのもいいかもしれませんね。

この記事に登場した専門家

有限会社フラクタル・デザイン ライター&エンジニア
中村太樹さん
音楽学校メーザーハウスでレコーディングやミキシングを学ぶ。卒業後はDTMステーションを書く藤本健の会社である有限会社フラクタル・デザインに勤務。現在は、レコーディングエンジニアやミキシングエンジニアとして活動する傍ら、記事の執筆もこなす。
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