MIDIキーボードおすすめ人気6選と選び方|DTM初心者は要チェック!

MIDIキーボードの鍵盤数は25鍵、37鍵、49鍵、61鍵、88鍵の5種類あります。USBやBluetoothピアノタッチ、セミウェイト、ライトウェイト…など、さまざまな種類があり搭載している機能もそれぞれ特徴がある機材です。たくさんのMIDIキーボードの中から自分に合ったものを見つけてみませんか?

DTMにキーボードは必要?

有限会社フラクタル・デザイン ライター&エンジニア
中村太樹さん

MIDIキーボードとは

MIDIキーボードとは、MIDI端子を搭載した鍵盤のことです。シンセサイザや電子ピアノもMIDI端子を装備していれば、広い意味でMIDIキーボードといえるでしょう。また最近では、MIDI端子をMIDIケーブルで接続するというケースは少なくなり、USBで接続する使い方が増えています。

というのも、USB接続であれば電源は供給できるし、受けて側のMIDI端子が不要だし、データの伝達スピードがMIDIケーブルより遥かに早い…などの利点が多いからです。そのため、MIDI端子自体を装備していないものも多いですが、扱っている信号はMIDIなので、これもMIDIキーボードといえます。ちなみに、MIDIやUSBを使わないBluetoothで接続するタイプのワイヤレスMIDIキーボードも最近増えています。

キーボードがあると作業効率アップ

DTMにMIDIキーボードがあると作業効率が上がるし、DAWのコントローラーとしても使えるので、かなり便利です。鍵盤を弾く人であれば、演奏をそのままデータとしてDAWに取り込むことができるし、ギターやボーカルなどのオーディオ録音がメインの人は、MIDIキーボードにトランスポートボタンが搭載されている製品を選ぶことで、再生や停止、録音などを簡単に行え、遠隔の操作も可能になります。フェーダーを搭載しているモデルもあるので、DAWの操作に慣れていない人でも感覚的に音楽制作を行っていくことができるでしょう。

シンセサイザー or MIDIキーボード?

シンセサイザーとMIDIキーボードは一見すると、どちらも鍵盤がついているので、同じものに感じますよね。しかし、この2つには大きな違いがあります。それは、音源が内蔵されているかどうかです。シンセサイザーの場合、鍵盤を弾くと内部に搭載されている音源が鳴り、ヘッドホンやスピーカーに繋げば音が簡単に出ます。

ですが、MIDIキーボードの場合、そもそもヘッドホンなどを繋ぐ端子は付いていませんし、鍵盤を弾いたところで何も音は出ません。では、どうやって音を出すかというと、シンセサイザーと同様に音源を用意してあげればいいのです。音源は、PC上でソフトウェアを立ち上げてもいいですし、シンセサイザーの音源を使うなんてこともできます。イメージとしては、シンセサイザーは「音源+鍵盤」、MIDIキーボードは「鍵盤」だけ、といったところでしょうか。

DTMにおいて必要なのは「鍵盤」部分です。基本的に音楽制作ではMIDI信号をPCに送り、PC上の音源を使っていきます。なので、DTMではシンセサイザーより比較的安く購入できるMIDIキーボードを使って音楽制作していくのがいいでしょう。

シンセサイザーも内蔵音源を使わず、MIDIキーボードとして使えるので、ライブなど鍵盤楽器単体で扱う予定のある方は、ライブ用と音楽制作用の兼用として、シンセサイザーを購入してもいいかもしれませんね。

鍵盤が弾けなくても便利なMIDIキーボード

「鍵盤の演奏が上手くないからMIDIキーボードはいらないでしょ」と、思っている方もいるのではないでしょうか?たとえ鍵盤が弾けなくてもMIDIキーボードは、あると非常に便利です。ソフトシンセと呼ばれるDAW上で鳴らす音源の音色を確認するときに役に立ちますし、打ち込みをする際にもマウスやPCのキーボードで入力するより効率的に作業が進められます。

たとえば、DAWは重ね録りができるので、まずはバッキングから録って、次にメロディーを弾く…ということも可能です。リアルタイムに演奏できなくても、テンポを落としてから演奏して元のテンポに戻したり、間違ったところだけを後から修正なんてこともできるので、鍵盤の演奏が上手くなくてもDTMでの音楽制作においては、MIDIキーボードは便利な入力ツールとして揃えておきたい機材の一つです。

MIDIキーボードを選ぶ際のポイント

MIDIキーボードの選び方は用途や環境などに合わせて「鍵盤の数」「鍵盤のタッチ」「接続方法」でそれぞれ選ぶことが出来ます。

鍵盤の数で選ぶ

KORG USB MIDIキーボード NANOKEY2 ナノキー 25鍵 ホワイト

25鍵MIDIキーボードは持ち運びが簡単にできるので、場所を問わず音楽制作を行いたい方におすすめです。「自宅でしか作業しないよ」という方でも、メインで鍵盤楽器を演奏しない方であれば、まずは「NANOKEY2」を試してみるといいと思います。値段も安価で、スイッチ式の鍵盤が特徴的なMIDIキーボードです。

KORG USB MIDIキーボード NANOKEY2 ナノキー 25鍵 ホワイト

37鍵 IK Multimedia iRig Keys iOS,Android,Mac/Win対応モバイル・キーボード【国内正規品】

37鍵または49鍵MIDIキーボードは、数あるラインナップの中で中間にあたる鍵盤数です。ある程度鍵盤楽器を演奏できるのであれば、このぐらいの鍵盤数を選ぶといいでしょう。トランスポートなどのコントローラー機能が充実したものがあったりと選択の余地が多いので、作業スペースの広さや予算も考慮して選んでいくといいと思います。

「iRig KEYS Universal」はUSBケーブル、Lightningケーブル、Androidで使うためのOTG to USBケーブルの3種類が付属しているので、あらゆる機材と即接続して使えるMIDIキーボードです。スマホでもMIDIキーボードを使ってみたいという方におすすめです。

61鍵 Nektar Technology IMPACT LX61+ USB MIDIキーボードコントローラー【国内正規品】

61鍵または88鍵MIDIキーボードは、鍵盤楽器の演奏が得意な方におすすめです。リアルタイム録音を行っていきながら楽曲制作をしていくスタイルであれば、一番使い勝手がいいでしょう。

「Nektar Impact LX+」は、豊富な機能が特徴的なMIDIキーボードです。9つのフェーダー、9個のMIDIボタン、8基のロータリーエンコーダー、8つのパッドを装備しています。各種DAW用の設定プログラムが用意されているので、難しい設定を行わなくてもすぐに使えます。

Nektar Technology IMPACT LX61+ USB MIDIキーボードコントローラー

タッチの感覚で選ぶ

ピアノタッチ NI 88

アコースティックピアノと同じ鍵盤数88鍵をもち、ピアノタッチを採用しているMIDIキーボードは、本格的に演奏できる方にとって一番使いやすいモデルだと思います。DTMでの使用はもちろんのこと、PC上の音源を使ったライブを想定している方におすすめです。

「KOMPLETE KONTROL S88」は、各キーの役割を色で知らせてくれるため、非常に扱いやすくなっています。また、液晶ディスプレイが2つ搭載されているので、PCに触れずにほぼキーボードで音源・音色選びなども可能になっています。

DTM初心者でも感覚的に分かりやすく、さらに鍵盤楽器が得意でない人でも好きなスケールを白鍵だけに割り当てるEasy Modeなどの機能もあるので、初心者の方から上級者の方まで幅広く使用できるモデルといえるでしょう。KOMPLETE 11 Selectという音源がバンドルされているのも大きな特徴です。

Native Instruments S-シリーズキーボード KOMPLETE KONTROL S88

MIDIPLUS MIDIキーボード コントローラー LED USB 61鍵 X6 2017

セミウェイトの鍵盤は軽いタッチでも演奏できるので、パーカッション系の打ち込みなどでも扱いやすいMIDIキーボードだと思います。ライトウェイトの鍵盤よりも強弱の表現をつけやすいですが、弾き心地は各社違うので、可能であれば一度試奏してみてから購入するといいでしょう。

「MIDIPLUS X6」は、コストパフォーマンスが高く、シンプルなコントローラー機能が特徴的です。ピッチベンド、モジュレーションがホイール型ではなくタッチセンス型なのは好みが分かれるところです。

接続方法で選ぶ

Bluetooth接続対応のMIDIキーボード korgmicro key air

Bluetooth MIDIによるワイヤレス接続ができるキーボードは、モバイル用としてかなり便利です。ケーブルを忘れるなどのトラブルが少なく、iPhone/iPadとも接続可能です。「microKEY Air 37」はUSB接続もできるので、自宅ではUSB接続に切り替えて使うなんてこともできます。37鍵モデルのほか、25鍵、49鍵、61鍵のラインナップがあります。
DTMで使うMIDIキーボードについて紹介しました。MIDIキーボードは、持ち運びしやすいものや、ライブでミュージシャンが使用するような本格的なピアノタッチを採用したものなど、たくさん種類があり選ぶのにかなり迷うと思います。もし、DTM初心者でキーボード選びが初めてなのであれば、まずは安いMIDIキーボードを使ってみて良さを知り、そのうえで様々な機能を考慮していくというのはいかがでしょうか?

MIDIキーボードを2つ持っていても、コントローラーとして使用したり、モバイル用として使い分けたりが可能なので、最初に購入したMIDIキーボードが全く必要なくなるかというとそうではありません。実際に楽器屋さんなどで感触を確かめ、自分に合ったMIDIキーボードを探してみてください。

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この記事に登場した専門家

有限会社フラクタル・デザイン ライター&エンジニア
中村太樹さん
音楽学校メーザーハウスでレコーディングやミキシングを学ぶ。卒業後はDTMステーションを書く藤本健の会社である有限会社フラクタル・デザインに勤務。現在は、レコーディングエンジニアやミキシングエンジニアとして活動する傍ら、記事の執筆もこなす。
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