速乾性を重視する方におすすめの大風量ドライヤーを、風量が強い順にランキングでご紹介します。風量が強い分、騒音や電気代、髪のパサつきなどが気になる方もいるのでは?そこで、家電量販店の販売員の方に取材し、選ぶ際にチェックすべき点もまとめてご紹介します。
ヘアドライヤーの風量ってどこを見ればいいの?
ヘアドライヤーの風量は、「㎥(立方メートル)/分」という単位で表され、この数字が大きくなるほど風量は強いということになります。通販サイトや家電量販店のドライヤー売り場、メーカーのカタログなどでも、だいたい風量の記載があるので購入する前に確認できます。
風量が強いとそれだけ速く髪を乾かすことができるので、髪の長い人や毛量が多い人には大風量タイプがおすすめです。
今市販されているもので風量がいちばん強いのは、発売以来話題のダイソンのスーパーソニックで、風量は2.4立方メートル/分。
逆に、弱いものだと1.0立方メートル/分もないものもあります。とりあえず乾けばOKという風量は重視しない方でも、1.4~1.6立方メートル/分ぐらいあったほうが乾かしやすいでしょう。
ドライヤーを選ぶ時に風量以外にチェックすべき点は?
消費電力
風量が強いということは、その分電気代がかかると気にされる方もいるのではないでしょうか?ドライヤーの消費電力は、だいたいが1200Wや1300Wです。
よく風量が強いと消費電力が多くなると言われますが、実はそうではありません。先ほどのダイソン・スーパーソニックは風量が2.4立方メートル/分でも、消費電力は1200W。一方、風量が2.2や1.9立方メートル/分のドライヤーでも、消費電力が1300Wのものもあります。このことからもわかるように、単純に風量と消費電力は比例するとは限りません。
音の大きさ
風量が強いと、音の大きさも気になるところです。ドライヤーは夜に使用することが多いので、寝ている家族や隣近所の迷惑にならないように、でも心置きなく大風量で素早く乾かしたいですよね。
風量も強くて静音のものがいくつか発売されていますが、中でも日立は、大風量で低騒音の機種が多く、音も気になる方にはおすすめです。
重さ
髪を乾かす際はずっとドライヤーを持っていないといけないので、あまり重いものは手が疲れてしまいますよね。最近のドライヤーは風量が強くても、600g前後とそこまで重くないので、重さはの点ではどれを選んでもあまり大差ないでしょう。
風量や機能は気にせず、軽さ重視という方には、1.0立方メートル程度の風量で、機能もシンプルでもっと軽いものが、2,000円程度とお手頃価格で売られています。
イオン機能がついているか
イオン機能がついているかを重視する方も多いようですが、最近のドライヤーはほぼ全てイオン機能がついているので、ここはあまり気にする必要はないでしょう。(一部、海外対応の機種でイオン機能がついていないものもあります。)
イオン機能は、メーカーによって違いがあり、パナソニックの「ナノイーイオン」は髪の内部まで浸透する小ささで、水分量が多いのが特長です。最新のモデルからイオンの吹き出し口が大きくなり、前のモデルと比較すると20%もナノイーイオンが多く出るようになったそう。
そして、空気清浄機でもおなじみ、シャープの「プラズマクラスターイオン」は静電気防止効果に優れているので、乾燥する冬など静電気が気になる時期に特におすすめです。
風量が調節できるか
風量の強さだけではなく、風量の調節機能にも注目して選んでおくと、幅広い使い方ができるのでおすすめです。
風量の調節は、よくあるのが強い温風・弱い温風・冷風の3段階調節ですが、お好みの風量に自由に調節できる「無段階調節機能」がついた機種もあります。例えば、お子さんやペットに使う時は弱めの風で、ご自身が使う時はマックスの風量で、といった使い分けができるので、ご家族みんなで使う方やペットを飼っている方は、風量調節機能が充実しているものを選んでおくといいでしょう。
下にMAX~MINまで自由に調節できるスライド式のスイッチがついています。
値段
風量にはこだわりたいけど、値段も気になる…という方もいらっしゃるかもしれません。ドライヤーの価格帯は安めのリーズナブルなものからプロ仕様で機能が充実したものまで幅広くあります。
高級品に比べればある程度機能は制限されるものの、しっかり使えるドライヤーもあるので、予算重視の方は数千円台のものから探すのもよいでしょう。
とにかく速乾性重視!大風量ドライヤーランキング
ここからは、これまでご紹介した選ぶ際のチェックポイントを踏まえて、おすすめの商品をピックアップしていきます。
まずは、風量の強いドライヤーBEST3です!
3位
型番:KHD-W710
風量・消費電力・価格のバランスがとれたドライヤー
コイズミKHD-W710は、2位と比較すると風量は少し落ちますが、消費電力は1200Wと少なくなっています。電気代も気になるという方には、風量・消費電力・価格とバランスがとれたこちらのドライヤーがおすすめです。
風量(立方メートル/分) |
2.0 |
最大音量(dB) |
ー |
サイズ(H×W×Dcm) |
31.3x15.3x11 |
重さ(g) |
675 |
消費電力(W) |
1200 |
イオン機能 |
◯ |
風量調節 |
TURBO・HIGH・LOW・COOL |
カラーバリエーション |
ブラック、ホワイト、レッド |
2位
型番:TID2500
無断階調整機能でお風呂上がりにもセットにも!
ダイソン・スーパーソニックは予算オーバーという方、2番目に風量が強いテスコム TID2500はいかがでしょうか?このドライヤーは、風量の無段階調節機能がついているので、使う人やシチュエーションによって風量を自由に調節できます。
風量(立方メートル/分) |
2.2 |
最大音量(dB) |
ー |
サイズ(H×W×Dcm) |
28.4x19.6x12 |
重さ(g) |
998 |
消費電力(W) |
1300 |
イオン機能 |
◯ |
風量調節 |
無段階 |
カラーバリエーション |
ゴールド |
1位
型番:HD01 ULF IIF
大風量&温度センサー!ダメージから髪を守る
冒頭でもご紹介したとおり、いちばん風量が強いのはダイソン!速く乾かすだけでなく、温度センサーがついていて、過度の熱によるダメージから髪を守ってくれる優れものです。
風量(立方メートル/分) |
2.4 |
最大音量(dB) |
ー |
サイズ(H×W×Dcm) |
24.5x7.8x9.7 |
重さ(g) |
618 |
消費電力(W) |
1200 |
イオン機能 |
◯ |
風量調節 |
スピード・レギュラー・スタイリング |
カラーバリエーション |
ペールピンク、レッド、パープル、ブラック、ブルー、フューシャ、シルバー |
うるさいのはイヤ!大風量で静音設計のドライヤー
特に風量が大きいドライヤーをランキング形式で紹介してきました。ここからは、上記のものよりは風量は劣るものの、比較的大風量で静音にも配慮されているドライヤーを取り上げます。
髪を早く乾かしたいけど、あまりうるさいのも困る……という方はこちらを選ぶのも良いでしょう。
3位
型番:HD-NS900
静か&風量無段階調整で使いやすい
この日立HD-NS900は、1.9立方メートル/分の大風量で66dBと、上でご紹介したドライヤーより静か。しかも風量の無段階調節が可能なので、ご家族で使うにはピッタリです。
風量(立方メートル/分) |
1.9 |
最大音量(dB) |
66 |
サイズ(H×W×Dcm) |
25x24.9x9.3 |
重さ(g) |
645 |
消費電力(W) |
1200 |
イオン機能 |
◯ |
風量調節 |
無断階 |
カラーバリエーション |
オニキスブラック、プラチナホワイト |
2位
型番:HD-NS800 P
風量より静かなドライヤーが欲しい人におすすめ
このドライヤーは、上のHD-NS900と比較すると風量が少し落ち、無段階調節機能はついていませんが、音が63dbとさらに静かになっています。
風量(立方メートル/分) |
1.6 |
最大音量(dB) |
63 |
サイズ(H×W×Dcm) |
23.8x24.9x9.3 |
重さ(g) |
590 |
消費電力(W) |
1200 |
イオン機能 |
◯ |
風量調節 |
TURBO・SET |
カラーバリエーション |
ピンク |
1位
型番:TID725
より静かなドライヤーがほしいならこれ!
このテスコム TID725は、1.6立方メートル/分とまずまずの風量で、音量は50dBと、上の2機種と比較してもぐんと静か!価格も手頃で、とにかくうるさいのはイヤという人におすすめです。
風量(立方メートル/分) |
1.6 |
最大音量(dB) |
50 |
サイズ(H×W×Dcm) |
23.8x24.9x9.3 |
重さ(g) |
475 |
消費電力(W) |
1200 |
イオン機能 |
◯ |
風量調節 |
TURBO・SET |
カラーバリエーション |
クールシルバー、オーシャングリーン |
重視するポイント・妥協できる点を整理して選ぼう
今回は、家電量販店・ビックカメラのビューティーコーナー担当の富樫さんに取材し、髪を速く乾かしたい人、髪の量が多い人におすすめの大風量ドライヤーをご紹介しました。
ダイソンのスーパーソニックが風量ではダントツの1位でしたが、テスコムやコイズミ、日立、パナソニックなどの各メーカーからもう少し安い価格帯で大風量のものが出ています。消費電力や音の大きさ、重さ、イオン機能など、重視するポイントは皆さん違うと思いますので、この記事を参考に予算と重視すること、妥協できる点を整理して選んでくださいね。