望遠レンズで三脚を使うなら三脚座が必須!おすすめと関連品7選

三脚座は望遠レンズを三脚に載せる際に最良のバランスを保つための必須アイテム。Canon純正からサードパーティ製、お役立ちパーツまでと、厳選7つのアイテムをご紹介します。

三脚座とは?

JOHN CHEESEBURGER
望遠レンズを使った撮影
三脚にカメラを載せる際、通常はカメラ本体を雲台に載せて設置しますが、レンズの自重がカメラを超えると重心が前方に傾きカメラが「お辞儀」をしてしまいます。これを防ぐためにレンズ側で雲台と接合。その際に用いるのが三脚座です。

重心を前方にずらして少しでも安定させるためにはレンズ側に三脚との支点を作る必要があるわけで、いわば「やじろべえ」の原理と一緒です。

三脚座はリング状のクランプと接続プレートからなる道具で、重い望遠レンズをしっかりとホールドするために航空機などに使われる頑強な素材で作られています。

三脚座の使い方

リング状のクランプを望遠レンズの指定箇所にぐるりと噛ませ、ロックして確実に固定してから三脚(雲台)に設置します。

カメラを縦位置(横位置)に変えたい場合は、ロックを緩めればレンズごと回転するので、雲台側でカメラを90°回転させる必要がなく、縦位置横位置の変更がとてもラクです。しかも光軸もずれないので、画角を変えない状態で縦位置横位置それぞれの画の具合の確認が行えます。

また、カメラを三脚から外せば三脚座のアームがハンドルにもなるので、移動の際に重宝します。

三脚座の選び方

望遠レンズと三脚座

アルカスイス互換

三脚座の形はリング径が使用するレンズによって違うのみで、メーカー純正のものも、サードパーティ製のものも、フォルムはほとんど同じですが、違いがあるとしたらジョイント部がアルカスイス互換プレートで作られているか否かでしょうか。

CanonにしろNikonにしろ、各社純正のものはアルカスイス仕様ではありませんが、社外製の互換クイックリリースプレートを後付けすれば、アルカスイス規格の雲台にも設置することができます。

カラー

三脚座はカラーにもほとんど選択肢がありません。多くが白か黒です。純正はCanonが白(オフホワイト)及び黒、Nikonとαが黒で、それぞれ互換性のあるサードパーティ製でも白鏡胴には白い三脚座、黒鏡胴には黒い三脚座、といった具合です。

おしゃれにこだわりがある方は白い三脚座を購入し、ペイントするというのもアリですね。以前、海外のカメラマンで三脚座のリングに梵字を書いている人を見たことがあります。
 Canon リング式三脚座 D
出典:Amazon.co.jp

材質

三脚座はヘヴィーなレンズをしっかりと支えなければならないので、その材質は各社とも純正品は航空機グレードのアルミ材を用いたりと、かなり屈強に作られています。

サードパーティ製のものも、純正と同質なもの、場合によってはそれを凌駕するようなものも作られていますが、粗末な作りのものもあるので注意が必要です。安さに任せていい加減なものを買ったりすると、一見ジェラルミンのような素材で作られていても中は気泡だらけで、リングを締めた瞬間にヒビが入った、などという話もちらほら。

三脚座はできる限り純正のものか、信頼の置けるメーカーのものを選んだ方が賢明でしょう。

おすすめの三脚座と周辺アイテム

NOVOFLEX ASTAT - CN リング式三脚座

アルカスイス規格の接合部を備え、リングの接合部がネジによる可変式なため、様々な径のレンズに使用できる優れものです。

三脚座のほとんどが特定のレンズに合わせて作られているため、複数の望遠レンズ(もしくはマクロレンズ)を携えて移動する際、三脚座が何個もあると非常にかさばりますが、この商品一つでCanonでいうと16-35 IIからヨンニッパまで適合するので、荷物のシェイプアップにもつながります。

作りもしっかりとしているのですが、万が一リングを締める金具が緩んだりすると大変なことになるので、しっかりと締めたかどうかを使用毎に確認し、ネジがバカになっていないかもたまに確認する必要があります。

NOVOFLEX ASTAT - CN リング式三脚座

MENGS C (W) 三脚マウント Canon EF 28-300mm F/3.5-5.6L IS USM 専用

私も愛用しているCanon EF 28-300mm F/3.5-5.6L IS USM専用に特別設計された三脚座とのことで、確かにサイズはピッタリです。

材質もとりわけ特別なものを使っているわけでもなさそうなので、互換性ある同質なものと考えると、2万円近くする純正品の1/10の価格でこれが買えるというのは魅力的ではあります。

ただ、そもそもこのレンズはデフォルトで三脚座が付属となっていますので、あくまでも純正の「予備」としての活用になるでしょう。このレンズを使用しているShooterには1つ持っていても損はないかと思います。

MENGS C (W) 三脚マウント Canon EF 28-300mm F/3.5-5.6L IS USM 専用

Canon リング式三脚座 D(B)

キャノンのマクロレンズ、EF100 F2.8L MACRO IS USM用の「純正」三脚座です。

レンズ購入時のデフォルトのセットには含まれていないので、この三脚座を使用すれば三脚使用の際にバランスよく、また、マクロリングライトを先端につけての撮影ともなると、なおのことその恩恵は絶大です。

高い、でも確実。それが純正の最大の魅力です。

JJC製 キャノン EF 100mm F2.8L Macro IS 用 リング式三脚座 TR-3 軽量ABS樹脂製

同じく、EF100 F2.8L MACRO IS USM用の三脚座ですが、こちらはサードパーティ製で、しかも画期的というか挑戦的というか、頑強な金属で作るのが当たり前の三脚座をABS樹脂製、要はプラスチックで作るというのは、実用上大丈夫なの?と思ってしまいましたが、大丈夫なようです。

とくればむしろ重いのが当たり前の三脚座にあってその軽量さが大きなアドバンテージを取ったわけですが、ただやはり長く使うものではないような気がします。一時しのぎ、例えば旅行の時に荷物を少しでも軽くしたい時などはとても重宝しそうですね。

JJC製 キャノン EF 100mm F2.8L Macro IS 用 リング式三脚座 TR-3 軽量ABS樹脂製

マーキンス RC-60 SET キヤノン用 リングプレートセット

キャノンの超望遠レンズ EF 600mm F4L IS II USM を三脚にセットし使用する際に、純正の三脚座の代わりにこれを使うことによって、2箇所での固定がより高度にブレを防ぎ、緻密なフレーミングが可能になるという、同レンズのオーナーにはぜひお試しいただきたいアイテムです。

重量4kg、150万円もするレンズを装着する割には作りがやや華奢な気がしますが、何年か前にアムステルダム郊外のロックフェスでご一緒したカメラマンが本品か或いは類似品を使用しており、曰く2点支えの安定感は抜群とのこと。

アルカスイス規格準拠の機材です。

マーキンス RC-60 SET キヤノン用 リングプレートセット

SUNWAYFOTO クイックリリースプレート DPG-120D

このクイックリリースプレートを大口径望遠の三脚座に取り付ければ、たちまちアルカスイス規格の三脚座に早変わり。同規格の雲台にしっかりと固定することができます。

見た目はただの穴が空いた板ですが、航空機用アルミニウムを削り出し、アルマイト処理という酸化処理によって表面の強度を上げるなど、なにげに金属加工技術の粋を極めた逸品なのです。

SUNWAYFOTO クイックリリースプレート DPG-120D

Velbon 望遠レンズ専用サポーター SPT-1 中望遠/望遠レンズ対応

三脚座を装着した中望遠から望遠クラスのレンズにこのサポーターを設置することにより、カメラ本体のネジ穴を介してレンズとカメラをより強固に一体化させ、徹底的にブレやガタを防ぐことができます。

用途や効能は上記マーキンスのリングプレートと同じくするものですが、こちらは値段も安く、より廉価な様々なレンズで使用することができます。しかもベルボンですから品質は折り紙つき。

Velbon 望遠レンズ専用サポーター SPT-1 中望遠/望遠レンズ対応

三脚座に種類ってそんなにあるっけ?とはじめは疑問でしたが、フタをあけてみると、されど三脚座なれど三脚座と、三脚座を崇めたくなりました。

高価な望遠レンズやマクロレンズを持たない限りは三脚座は無縁な存在ですが、先に三脚座を買って、将来買う高価な望遠レンズを静かに「待っていてもらう」というのもアリかと思います。

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この記事に登場した専門家

JOHN CHEESEBURGER
2006年のフリーランス起業以来、国内外と多くのアーティストを手がけてきたフォトグラファー。またサボテンに魅了され2017年秋にサボテン専門チャンネルも開設。サボテン研究に余念がない。PICUPのライターとしても活動中。
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