スタイリッシュで本格仕様な見た目も魅力のアルミフライパン。プロもおすすめするアルミフライパンですが、手入れの仕方や油ならしの方法など購入前に知っておきたいこともいくつかあります。今回はアルミフライパンのメリットや選び方のポイントとともに、おすすめのアルミフライパンをランキング形式でご紹介。パスタやオムレツ、ステーキなどシンプルメニューがもっと上達するお気に入りのアルミフライパンを見つけてください。
アルミフライパンの使い方のコツは?
アルミフライパンを上手に使うコツとしては、まず購入後に「黒ずみ対策」と「こびり付き対策」をおこなうことが挙げられます。アルミの性質上黒ずみが起こりやすくなるため表面をコーティングする必要があり、そのためにはくず野菜や米のとぎ汁を入れて煮立たせるのが効果的。もし使用中に黒ずみが出た場合は、水とレモン水を煮立たせることで改善できます。
こびり付きに関しては研磨剤不使用のクレンザーとスポンジで磨くと元の状態に戻ります。こびり付きがひどいときは、お湯でふやかすと落ちやすくなるでしょう。注意点としてはフライパンの表面に傷をつけないこと。傷がつくとまたこびりつきやすくなりますので洗う際は必ずスポンジを使用してください。
また「油ならし」も必ずおこなってください。これによりフライパンの表面に油膜ができこびりつきにくくなり、焦げ付きも防ぐことができます。
アルミフライパンのおすすめ料理は?
アルミフライパンでのおすすめ料理はと言えば、ずばり「パスタ」です。パスタ料理は手早くおこなうことが必要ですので、熱伝導率が高く水分を飛ばしやすいアルミの性質が合っていると言われています。手早く調理することで旨味を閉じ込め濃厚な味に仕上がりに。また軽量で煽りやすいので女性の方でも調理がしやすいのもポイントです。
アルミフライパンの選び方
サイズで選ぶ
アルミフライパンのサイズは、どのぐらいの量の料理をつくりたいのか考えると選びやすくなります。1人~2人分の料理なら24cm前後が取り扱いやすく、収納の置き場所にも困らないためおすすめ。3人分以上の場合はひと回り大きい26cm以上のものを選ぶと、たくさんの食材を入れても余裕があり、パスタなどにソースを絡めるときも簡単です。
大きいと使いこなせないのではと不安に思う方もいらっしゃるかもしれませんが、アルミは素材自体が軽く、サイズが大きくても重すぎることはありません。サイズ選びに迷ったら、やや大きめを選ぶのもよいでしょう。
焦げ付き防止のコーティングで選ぶ
焦げ付き防止コーティングあり
アルミフライパンはアルミのみでつくられた製品と、内側に別素材でコーティングを施したタイプがあります。
アルミのみで作られたノンコーティングタイプは熱伝導率に優れていることから、短時間で食材を加熱できるのが大きな特徴です。使い続けるうちにフライパンの変色、食材のこびり付きや焦げ付きが起こりやすくはなりますが、アルミフライパンのメリットを十分発揮したいなら、加工なしのノンコーティングタイプがおすすめです。
焦げ付き防止コーティングなし
焦げ付きにくいようフッ素樹脂などの素材で表面が加工されたコーティングタイプはやや熱伝導率が劣るものの、食材のこびり付きをある程度防いでくれます。加工が劣化すると買い替えが必要になりますが、お手入れも簡単で料理初心者におすすめです。
深さで選ぶ
アルミフライパンの深さも選び方の重要なポイントです。浅型のフライパンは焼き物や炒め物などに最適。小回りが利いてあおりやすく、食材をひっくり返せることから炒め物もスムーズにつくれます。また、厚みがなく省スペースで保管できるため、収納場所にも困りません。
一方で大量の料理をつくりたい場合は深さがあり、量の多い食材も炒めやすい深型のフライパンを購入しましょう。熱伝導率の良さはそのままで、火もしっかりと通せます。噴きこぼれにくく、油が飛び散りにくいことから、炒め物だけでなく煮物や揚げ物にもぴったり。フライパン一つで幅広い料理をつくりたい方にもおすすめです。
持ち手の素材で選ぶ
持ち手は本体と同じアルミ製に加え、木製や樹脂製のものもあります。アルミ製の持ち手は一体感があり、見た目がおしゃれでデザイン重視の方に最適。ただ調理中に熱くなりやすいため、布巾やミトン、持ち手カバーとの併用が必要です。
一方、やけどのリスクを避けたい、さっと気軽に使いたい方は木製や樹脂製の持ち手を採用したフライパンの方が素手で触っても熱くなりにくく、おすすめです。
IH対応かチェックする
アルミフライパンは基本的にガス火専用タイプが多め。キッチンがIH仕様の場合、ガス火専用品は使えないため、注意しましょう。ただ、製品によってはステンレスなど別の金属と組み合わせて加工することで、あらゆる熱源で使用できるようつくられたものも。購入時には対応熱源を忘れずチェックしてください。
また、ご家庭にオールメタル対応のIHヒーターが設置されているケースも増えているようです。オールメタル対応のIHヒーターは鉄やステンレスはもちろん、アルミ、銅製品の調理器具も使用可能。アルミフライパンをIHヒーターで使いたい方は商品がどの熱源に対応しているかとともに、ご自宅の設備がオールメタル対応かを確認するとよいでしょう。
アルミフライパンの油ならしやお手入れ方法を解説
フッ素樹脂などの表面加工が施されていないタイプを中心に、使い方に少しコツがいるアルミフライパン。ここでは購入時にネックになりそうな油ならしやお手入れ方法について解説します。アルミフライパンは事前に使い方のポイントさえ押さえておけば、非常に使いやすいアイテムです。ぜひチェックしてみてください。
油ならしのやり方は?
アルミフライパンの焦げ付きを防ぐためには、使い始めにシーズニング、「油ならし」をするのも有効です。油ならしとは使用中に食材がくっつきにくくなるよう、フライパン全体に油の膜を作る作業のこと。油ならしをするときは、まずフライパンを火にかけ熱します。
フライパンが温まったら油を多めに入れて、フライパン全体になじませましょう。煙が出てきたら調理に必要な油だけを残し、余計な油はオイルポットへ。あとはいつも通り調理するだけです。
アルミフライパンの洗い方は?
調理が終わったら、フライパンが熱いうちにお湯で洗います。鉄のフライパンなどは洗剤の使用はNGですが、アルミのフライパンは洗剤の使用も問題ありません。ただ、よく焦げを落とすのに使われる重曹は、アルミの場合は変色や変質の原因となるため、使わないようにしましょう。
アルミフライパンの焦げや黒ずみの落とし方は?
アルミのみでできたアルミフライパンでも、アルマイト加工が施されたものと施されていないものがあります。アルマイト加工のものはお湯につけて焦げをふやかした上で、傷つけないようやわらかいスポンジでの焦げ落としがおすすめ。一方、アルマイト加工されていないものはクレンザーとたわしでこすっても問題ありません。
また使っているうちに、焦げではない黒ずみが出てくるかもしれません。これは、アルミが酸化して起こる現象で、「黒変化現象」と言われるもの。この黒ずみは米のとぎ汁を入れて30分ほど火にかけるときれいになります。
まとめ
お店でもよく使われるアルミフライパンですが、特性や正しい使い方、手入れのポイントを知っておけば意外とご家庭でも扱いやすい調理器具です。軽量で熱伝導率の高いアルミフライパンは特にパスタ料理やソース作りにも最適。シンプルなメニューも一味違った仕上がりにできるかもしれません。ご紹介したアルミフライパンの選び方のポイントや人気商品のランキングも参考にしながら、自分に合った一枚を見つけて料理をさらに楽しいものにしてください。
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