犬用バギー(ペットカート)は、ワンちゃんをカートに乗せて移動できるアイテムです。カートは飼い主さんが押すことになるので、自分の足で歩くことができないワンちゃんでも散歩などに連れて行くことができます。また、ハーネスや車椅子よりもワンちゃんにかかる負担が少ないというメリットもあります。
高齢や病気のワンちゃんの移動手段のひとつがバギー(ペットカート)です。バギーは、ハーネスや車椅子よりワンちゃんの体に負担がかかりにくく、荷物なども乗せられるため、特に高齢の飼い主さんに人気です。今回は犬用バギーの選び方やおすすめのバギーをご紹介します。
犬用バギーが便利な理由

リブモ 森野さん
ワンちゃんは元気でも、飼い主さんの怪我や高齢などが理由でバギーを使うこともあります。ワンちゃんにひっぱられてしまう場合や、重くて飼い主さんが抱っこして連れて帰ってくるのも大変という場合にも、バギーが活躍してくれます。
犬用バギーの選び方
まずはワンちゃんのサイズで選ぶ
犬用バギーを選ぶ際は、当然ですが、まずワンちゃんを乗せられるサイズを選びます。複数のワンちゃんを乗せたい場合には多頭用もあります。また、バギーにはワンちゃんを抱きかかえて乗せるため、大型犬の場合はバギーの高さが低いものがおすすめです。
タイヤの数は3輪・4輪、どちらがおすすめ?
バギーは3輪タイプと4輪タイプがありますが、でこぼこ道を通ることが多い方はより安定する4輪タイプが良いでしょう。
あとは、サスペンションの良いものを選ぶと乗り心地が良くなりますが、その分比例して値段も上がってきます。
外が見られるかも要チェック!
怪我などでワンちゃんが自分でバギーから顔を出せない場合、座ったままでも景色が見られるように前が開いたタイプのバギーを選んであげるといいでしょう。

組み立てやすさ・お手入れのしやすさで選ぶ
バギーは自分で組み立てるものがほとんどのため、組み立てに自信がない飼い主さんは組み立てが簡単なものを選ぶといいでしょう。
また、介護用品は基本的に汚れるものなので、洗いやすさも考慮に入れる必要があります。
バギーを置くスペースも要確認!
意外に見落としがちなのが「玄関のサイズに合うか」です。バギーは小型犬用であってもそこそこサイズが大きいため、意外に邪魔になることがあります。玄関にバギーを置いたままにする場合は、十分なスペースがあるかどうかを忘れずにチェックしておきましょう。
歩いて移動するだけでなく、バギーを車に乗せて移動する可能性がある場合、折りたたみ式や簡単に取り外しができるものを選ぶと便利です。
おすすめの犬用バギー
アイリスオーヤマ 4WAYペットカート
収納がたっぷり欲しい!という飼い主さんにおすすめなのが「アイリスオーヤマ 4WAYペットカート」。ポケットやドリンクホルダーなど、お出かけ時に欲しい収納がたくさん備わっています。
また、カートとしてだけでなく、キャリングカート・キャリー・ドライブキャリーといった4通りの使い方ができます。使わない時はコンパクトに折りたたんでおけ、玄関が狭いお家でも省スペースに収納可能です。
Cocoheart 甘えん坊バギー! 3輪ペットカート
600デニールの超厚手生地を使った「Cocoheart 甘えん坊バギー! 3輪ペットカート」。生地に厚みがあり、ワンちゃんが噛んだり引っかいたりしても破れにくい、耐久性に優れたペットカートです。タイヤには振動に強いEVA素材を使用しているため、振動に弱い子でも安心して乗せられます。
AirBuggy for Dog DOME2
赤ちゃん用のベビーカーでも大人気の「AirBuggy(エアバギー)」。この「AirBuggy for Dog DOME2」は素材感にこだわった見た目もおしゃれなバギーです。軽い力でハンドル操作が可能なため、力の弱い女性でも楽に扱うことができます。デニムや迷彩柄など、男性でも違和感のないデザインが魅力です。
Mother Cart アジリティー
上下2段式の「Mother Cart アジリティー」は、多頭飼いしている飼い主さんにぴったり。特にワンちゃんの年齢が離れている場合、同じカゴの中に乗せてしまうと喧嘩になってしまうこともあります。別々に乗せることでワンちゃん同士も喧嘩せず、楽しく景色を見ながらの移動が可能です。
また、ショッピングなどでは飼い主さんの荷物入れに早変わり。上段にワンちゃんを乗せ、下段に買い物したの荷物を入れるなど、飼い主さんにとっても使い勝手の良いバギーです。
ボンビアルコン ペットバギー DECA プログレ
折りたたみも可能な「ボンビアルコン ペットバギー DECA プログレ」。上部分からワンちゃんが顔を出せるだけでなく、ファスナー開閉式のメッシュネットによって暑い日でも通気性を保ちます。また、前部についた扉をロールアップして開けることで視界が開け、自分で顔を出せないワンちゃんでも景色を見ながら移動することができます。
後面部分には大きなスロープ扉がついており、ワンちゃん自身で乗り降りできるのも嬉しいポイントです。
バギーの中にはペットシーツを敷いておくと安心!
バギーでの移動中、ワンちゃんが急におしっこをしたくなったり、病気の場合は具合が悪くなることも考えられます。バギーを清潔に保ち、ワンちゃんが心地よく乗っていられるように、バギーの中にはペットシーツを敷いておきましょう。ペットシーツを敷くことでバギー本体の汚れる頻度が減り、バギーのお手入れ頻度も少なくて済みます。
以上、おすすめの犬用バギーをご紹介しました。車椅子やハーネスを嫌がるワンちゃんや、自分で歩くことが難しいワンちゃんを散歩させる際、バギーに乗せてあげると楽に散歩ができるのでおすすめです。また、途中で買い物に行きたい時や、飼い主さんの足腰に不安がある場合にもとても便利なアイテムです。
景色を見ることが好きなワンちゃんは、前が開いているタイプのバギーに乗せて景色を見せてあげましょう。バギーの振動が苦手な子もいるので、安定性に優れたタイプや振動を吸収する素材を使っているものを候補に入れることも忘れずに。お気に入りのバギーを見つけて、ワンちゃんとの生活をより楽しいものにしませんか?
初回公開日:2018年06月12日