バッカスベース「ハンドメイドシリーズ」の評価とおすすめ4選

高いコストパフォーマンスを誇るバッカス「ハンドメイド」シリーズの特徴や評価、人気のベースについて解説します。4弦ベースや5弦ベース、指板の違いやサーキット別に、おすすめのモデルも紹介します。

ハンドメイドシリーズの特徴
ハンドメイドシリーズの評価
人気の4弦ベース
5弦ベースのおすすめ
この記事に登場した専門家

ハンドメイドシリーズの特徴

ベース専門店・Geek IN Box代表
嵯峨駿介さん
「ハンドメイド」シリーズは、バッカスで展開される4つのシリーズの中で最上位に位置付けられています。ハンドメイドシリーズは、長野・松本にて高品位なギター・ベースを製造する飛鳥工場で、1本1本丁寧に作られており、そのクオリティはプロベーシストにも高く評価されています。

ラインナップされているWOODLINEシリーズは、ジャズベースのスタイルにバッカスオリジナルの要素をミックスしたモデルで、操作性や演奏性に優れています。
Bacchus WOODLINE 517 (NA-Oil/Maple) [Passive Model]
出典:楽天市場

ハンドメイドシリーズの評価

ハンドメイドシリーズの魅力は何と言っても高品位なサウンドと高い演奏性、そして著しく高いコストパフォーマンスでしょう。

弦を弾いた瞬間に風船がはじけるように出力されるサウンドは、魅力に溢れ、プレイヤーのインスピレーションを刺激します。WOODLINEのシャープなボディシェイプの恩恵もあり、実際に構えるとボディバランスの良さや演奏性の高さを感じます。左手や右手に無駄な力が入らず、軽いタッチで弦の鳴りを引き出せるので、演奏が非常に楽になります。

それらのクオリティには非常に高いものでありながら、10万円代後半から20万円代前半の価格帯でほとんどのモデルがラインナップされており、設定されている価格に対するクオリティ、所謂コストパフォーマンスは際立って高いと言えます。

人気の4弦ベース

WOODLINE417はシンプルなパッシブの4弦ベースとして高い人気を誇ります。スペックにはこだわりが感じられ、ハードウェアはGOTOH、ボディはアッシュ、フィンガーボードはエボニーもしくはメイプル、塗装はオリジナルのオイルフィニッシュもしくはトップラッカーです。

特にオリジナルのオイルフィニッシュは、塗膜を持たないため、使い込むほどにその風合いが増していきます。また、その優しい手触りに我々日本人は無条件に心地よさを感じてしまいます。

Bacchus WOODLINE 417AC (Red-Oil/Ebony) [Active Model]

こちらはWOODLINEの4弦モデル、417です。鮮やかなレッドカラーのオイルフィニッシュは妖艶な雰囲気を持ちながらもどこか親しみを感じます。

aguilar OBP-2プリアンプを搭載したアクティブベースで、ベースとトレブルのイコライジングができます。これによってよりキレのあるサウンドメイクや、押し出し感のあるサウンドメイクが可能で、アクティブならではのパワフルなサウンドが得られます。

Bacchus WOODLINE 417AC (Red-Oil/Ebony) [Active Model]

Bacchus WOODLINE 417 (BR-Oil/Ebony) [Passive Model]

上述したモデルと同じくWOODLINE 417です。指板にはエボニーが使われており、タイトで音程感のあるサウンドが得られます。また、木材自体も高品位で、これだけぎゅっと目の詰まった黒々としたエボニーは、段々と使われなくなってきています。

パッシブサーキットではありますが、ノブを引っ張ることで作動するターボスイッチを搭載しています。これはピックアップワイヤリングのレイアウトを直列に変更し、ミドルレンジが激しく主張するパワフルなサウンドを得るためのものです。

Bacchus WOODLINE 417 (BR-Oil/Ebony) [Passive Model]

5弦ベースのおすすめ

Bacchus WOODLINE 517 (NA-Oil/Maple) [Passive Model]

WOODLINEの5弦、パッシブモデルです。ボディはアッシュ、指板はメイプル、そしてピックアップレイアウトは70年代のフェンダージャズベースと同様のスタイル。この時代のフェンダージャズベースが好きなベーシストにはたまらない仕様です。

ナチュラルなため少しわかりづらいと思いますが、フィニッシュはオイルにより行われています。ただでさえ”育てる”感覚を強く感じるオイルフィニッシュは、無着色であることでさらに弾き手の影響を色濃く受け止めてくれると思います。

Bacchus WOODLINE 517 (NA-Oil/Maple) [Passive Model]

Bacchus WOODLINE 517 BGP (BLK-Oil/Ebony) [Passive Model]

こちらはブラックのオイルフィニッシュモデルで、バッカスのオイルフィニッシュの中でも最も人気のあるカラーです。全体はブラックを基調にしたカラーリングが施されていますが、ブリッジのサドルやビス、ピックガードのビス、バッカスのブランドロゴのカラーはゴールドにアレンジされており、ラグジュアリーでエレガントな印象を受けます。

近年はパッシブのスペックのモデルも多く生産し、流通していますが、それはバッカスがアコースティックな部分に自信を持っている証拠。決してアクティブサーキットのサウンドに劣ることのないサウンドは確かなクオリティを持ってベーシストの背中を押します。

Bacchus WOODLINE 517 BGP (BLK-Oil/Ebony) [Passive Model]

1990年代後半から頭角を表した新興メーカーながら、その確かなクオリティによって現在では大きく評価されている「バッカス」。ハンドメイドシリーズを生産する飛鳥工場では、Crews Maniac Soundなどの人気メーカーのOEM生産を手がけており、日本でも有数のギターファクトリーとして知られています。バッカスはその飛鳥工場自身が手がけるプライベートブランドであり、高いクオリティを持つのは日本のベースの歴史自体が担保しているようなものかもしれません。

この記事に登場した専門家

ベース専門店・Geek IN Box代表
嵯峨駿介さん
東京・御茶ノ水の大手楽器店にて数千本のギター・ベースのリペア、メンテナンスを経験。現在は、横浜でベース専門店「Bass Shop Geek IN Box」を立ち上げ、リペアや販売をする傍ら、様々なメディアで記事の執筆もこなす。 ※本記事の内容は嵯峨駿介個人の意見、知識を基に執筆しており、所属する株式会社ビレッジグリーン及びGeek IN Boxの総意を代表するものではありません
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