プレシジョンベースおすすめ4選【初心者の最初の1本にも】

BestOne編集部

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プレシジョンベースの歴史、サウンドやデザインの特徴、ジャズベースとの違い、使用アーティスト、初心者向けから本格派までのおすすめモデルについてまとめました。プレシジョンベースの素晴らしさについて再確認してみましょう!

この記事に登場する専門家・担当者

ベース専門店・Geek IN Box代表 嵯峨駿介さん
ベース専門店・Geek IN Box代表
嵯峨駿介さん
東京・御茶ノ水の大手楽器店にて数千本のギター・ベースのリペア、メンテナンスを経験。現在は、横浜でベース専門店「Bass Shop Geek IN Box」を立ち上げ、リペアや販売をする傍ら、様々なメディアで記事の執筆もこなす。 ※本記事の内容は嵯峨駿介個人の意見、知識を基に執筆しており、所属する株式会社ビレッジグリーン及びGeek IN Boxの総意を代表するものではありません
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企画·制作
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目次
エレクトリックベースの始祖「プレシジョンベース」とは
ジャズベースと違うプレシジョンベースの特徴
プレシジョンベースを使う有名プレイヤー
プレベを弾くならこれ!おすすめを紹介!
おわりに
この記事に登場した専門家

エレクトリックベースの始祖「プレシジョンベース」とは

ベース専門店・Geek IN Box代表 嵯峨駿介さん
ベース専門店・Geek IN Box代表
嵯峨駿介さん

1951年、世界初のフレット付きソリッドエレキベース発表

1950年、フェンダーはテレキャスターの前身のエスクワイヤーを発表。そして1951年、世界初のフレット付きソリッドエレクトリックベースであるプレシジョンベースを発表します。

フレットを打つことで誰もが簡単に正確(precision)な音程を取ることが可能になり、それが名前の元になりました。当時はボディ材にはアッシュ、ネックにはメイプルが使われました。メイプルネックは指板を貼るのではなくネックと一体の構造が取られており、ワンピースネックと呼ばれています。
プレシジョンベース
出典:Amazon

1950年代の細かいマイナーチェンジ

この年代は細かいマイナーチェンジが施されます。1954年、ボディにコンター加工が施され、ボディの角は丸くなりました。またカラーは定番の2TSが追加されます。1958年には2TSは3TSに変更になります。文字通り、3色を使ってフェードしていくフィニッシュですね。

1959年、メイプル指板からローズ指板に変更になります。当然指板は貼り指板になり、この時期のものはいわゆるスラブボードと呼ばれる構造です。
プレシジョンベースのヘッド部分
出典:Amazon

1957年、大幅なモデルチェンジ

1957年、ヘッドシェイプがストラトキャスターのように、ピックガードはゴールドアノダイズドに、ボディはアルダーに変更。そしてピックアップがシングルコイルからスプリットコイルに変更されます。

これらの変更によりプレシジョンベースは現代でも馴染みのあるルックスに変化しました。現在プレシジョンベースと呼称されるもののほとんどが1957年以降のもので、これ以前のものはOPB(オリジナルプレシジョンベース)と呼ばれています。
プレシジョンベース
出典:Amazon

ジャズベースと違うプレシジョンベースの特徴

プレジションベースの特徴を、もう1つの人気モデル、ジャズベースと比較して説明します。

1基配されたスプリットコイル

プレシジョンベースはピックアップを1つだけレイアウトするデザインです。このピックアップは、2つのコイルを1つのピックアップとして動作することでハムキャンセル効果を発動し、ノイズを低減しながら出力を増大します。

1960年に発表されるジャズベースとは対照的に、1つのピックアップのみでサウンドを出力するこのデザインはプレシジョンベース独特のルックスの1つの要素であり、ストレートでファットなサウンドを出力します。
プレシジョンベースのボディ
出典:Amazon

左右対称のバランスのいいボディ

ジャズベースが左右非対称のオフセットボディを有しているのに対して、プレシジョンベースは左右対称のシンメトリーボディを持ちます。ボディバランスと取り回しに優れるこのボディは、ロックミュージシャンやR&Bのミュージシャンから絶大な支持を集めています。

フェンダーが後に企画するMUSICMAN(ミュージックマン)やG&L(ジーアンドエル)のベースにも共通するのがこの特徴を持つボディシェイプで、レオフェンダーが唯一長い間に渡ってこだわった要素と言えるかもしれません。
プレシジョンベースのボディ
出典:Amazon

幅の広いネック

ジャズベースとプレシジョンベースでは、ネックの広さからくる肉厚さが大きく違います。例えばナット幅はジャズベースが38mm前後なのに対して、プレシジョンベースは42mm前後にデザインされます。ジャズベースに限らず、多くのモダンベースや多弦ベースは38mmに準じたデザインが施され、一般的なプレシジョンベースはナットの幅が広く、そのぶん全体としてネックも肉厚にデザインされることが多いです。

プレシジョンベースを使う有名プレイヤー

国内外問わず多数のミュージシャンがプレシジョンベースを愛用しています。

国内
・ハマオカモト(オカモトズ)
・ウエノコウジ(ザミッシェルガンエレファント)

国外
・ジェームスジェマーソン(スタジオワーク)
・ダフマッケイガン(ガンズアンドローゼス)

フェンダーはシグネイチャーモデルのリリースにも積極的で、多数ラインナップされています。
・ピノパラディーノ(スタジオワーク)
・マイクダーント(グリーンデイ)

プレベを弾くならこれ!おすすめを紹介!

Bacchus / BPB-1R SW

ワンランク上の初心者向けモデル

長野は松本に拠点を置き、ハイクオリティなベースを生産する国内有数のギターメーカー・バッカス。本商品はバッカスの初心者向けモデル、ユニバースシリーズのプレシジョンベースです。

生産は海外ですが、国内のスタッフが自ら工場に出向いて人材育成を行なっているため、安価ながら良質な仕上がりになっています。特にネックの仕上がりには定評があり、これにより高いプレイヤビリティが実現されています。

初めての1本にはもちろん、サブベースとしてもぴったりな1本ではないでしょうか。

Bacchus BPB-1R SW バッカス プレシジョン・ベース スノウホワイト

参考価格: 18,600

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タイプ パッシブ
弦の数 4本
フレット 21
レフトハンドモデル 無し
生産国
ボディ素材 ポプラ
ネック素材 メイプル
付属品 ソフトケース、メーカー保証書

Squier by Fender / Affinity Precision Bass PJ Race Red Rosewood

PJレイアウト仕様の骨太な1本

SquierはFenderの傘下ブランドとして主に廉価版モデルを生産しています。本商品の最大の特徴は、リアに追加されているジャズベースタイプのピックアップ。一般的なプレシジョンベースはスプリットコイルピックアップが1基配されていますが、リアにジャズベースタイプのシングルコイルピックアップを追加することでサウンドにタイトさが付加されます。

骨太なプレシジョンベースサウンドとタイトなジャズベースサウンドのいいとこ取りな1本です。

Squier by Fender Affinity Precision Bass PJ Race Red Rosewood スクワイヤ アフィニティ プレシジョンベース

参考価格: 59,800

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タイプ パッシブ
弦の数 4本
フレット 20
レフトハンドモデル 無し
生産国
ボディ素材 ポプラ
ネック素材
付属品 ソフトケース

Fender / Made in Japan Traditional 70s Precision Bass

本家フェンダーの国産モデル

フェンダージャパンというブランドは廃止され、ブランド自体はすべてのフェンダーと同一のものに変更されました。つまり、本商品はフェンダーの日本製モデルということになります。フェンダージャパン時代の類似モデルに比べるとディテールがトラディショナルな仕様に近づけられています。

プレシジョンベースは通常42mmのナット幅ですが、本商品においては40mmに設定され、ジャズベースのナット幅である38mmに近いデザイン。これに伴ってネックは全体的にスリムなデザインになっています。

普段ジャズベースを愛用するプレイヤーでも比較的違和感なく演奏ができるモデルと言えるでしょう。

Fender Made in Japan Traditional 70s Precision Bass Maple Fingerboard Arctic White

参考価格: 99,000
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タイプ パッシブ
弦の数 4本
フレット 20
レフトハンドモデル 無し
生産国 日本
ボディ素材 アルダー
ネック素材 メイプル
付属品 ギグバッグ

Fender HAMA OKAMOTO Precision Bass #4/3-Color Sunburst

日本のスタープレイヤーのシグネイチャーモデル

若い世代の間で圧倒的な支持を集めるロックバンド、OKAMOTO'Sのベーシストであるハマオカモト氏のシグネイチャーモデル。

彼自身の所有物であるビンテージフェンダープレシジョンベースをベースにしており、ネックは一般的なプレシジョンベースよりもスリムな仕上がり。本人の希望によりプレイヤビリティの高さを重視したデザインになっています。

丸みが印象的なパドルペグや、クラシックな雰囲気を醸し出すブリッジカバーが使われているところにこだわりを感じる1本です。

Fender HAMA OKAMOTO Precision Bass #4/3-Color Sunburst エレキベース(プレベ) (フェンダー)

参考価格: 133,800

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タイプ パッシブ
弦の数 4本
フレット 20
レフトハンドモデル 無し
生産国 日本
ボディ素材 バスウッド
ネック素材 メイプル
付属品 ギグバッグ

Fender AMERICAN ELITE PRECISION BASS

本家Fender、アメリカ製の1本

PJレイアウトのノイズレスピックアップに加え、3バンドのイコライザーを搭載したアクティブモデル。新開発のノイズレスピックアップとナチュラルなプリアンプは絶妙な相性の良さを発揮し、クリアでノイズの少ないサウンドを実現。指弾き、スラップの両方に対応する汎用性の高さがあります。

指板は通常の円柱状のものとは異なり円錐状に仕上げられています。これにより、ローポジションとハイポジションの両方のポジションでのプレイヤビリティが確保されています。

全体のデザインが一新され、まさに新時代のプレシジョンベースと呼べる仕上がりでしょう。

おわりに

今回はプレシジョンベースの開発当初のマイナーチェンジや独自の特徴、おすすめモデルについてまとめました。

半世紀以上ほとんど変わらない形で愛され続けるプレシジョンベース。長い歴史を持つだけにプレシジョンベースで録音された作品は数知れず、人々の耳にはそのサウンドが刻み込まれています。つまりプレシジョンベースには、人々がベースサウンドに求める要素が十分に揃っているとも言えます。

問答無用でアンサンブルを彩り、支えるそのサウンドを手に入れませんか?

この記事に登場する専門家・担当者

ベース専門店・Geek IN Box代表 嵯峨駿介さん
ベース専門店・Geek IN Box代表
嵯峨駿介さん
東京・御茶ノ水の大手楽器店にて数千本のギター・ベースのリペア、メンテナンスを経験。現在は、横浜でベース専門店「Bass Shop Geek IN Box」を立ち上げ、リペアや販売をする傍ら、様々なメディアで記事の執筆もこなす。 ※本記事の内容は嵯峨駿介個人の意見、知識を基に執筆しており、所属する株式会社ビレッジグリーン及びGeek IN Boxの総意を代表するものではありません
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