DTMにおすすめシンセサイザー7選!

シンセサイザーと言われて、あなたはどんなことを思い浮かべますか?操作や音作りが難しそうなイメージがありますか?今回は、シンセサイザーとは何か、アナログとデジタルの違い、おすすめのプラグインシンセ、ソフトシンセについて紹介したいと思います。

ただの鍵盤楽器ではない!シンセサイザーとは?

有限会社フラクタル・デザイン ライター&エンジニア
中村太樹さん

シンセ=音源

シンセサイザーは大きく分けて、アナログシンセサイザーと、デジタルシンセサイザーと呼ばれるものがあります。詳しいことは後述しますが、最初に誕生したシンセがアナログシンセと呼ばれるものです。もともとは、波形を1から合成・加工して音色をアナログ的に作り上げていくものでした。

一般的にシンセサイザーというと、鍵盤の付いたものを想像する方が多いと思いますが、実は鍵盤が付いていないシンセサイザーも存在します。PC上で使うソフトウェアを思い浮かべてもらうと分かりやすいと思いますが、あれも鍵盤は存在していないですよね?つまり、シンセサイザーは「音源」そのものと捉えてもいいと思います。

シンセサイザーが出せる音は多種多様

そんなシンセサイザーが出せる音色は沢山あり、PAD系と呼ばれる優しい音や、J-POPなどによく登場するストリングスの音、もちろん「これぞシンセ」のような電子音……などがあります。シンセサイザーは、自分の楽曲に上手く取り込めると音楽の表現の幅が広がるので、是非とも積極的に使っていきたいところです。

ですが、ツマミがいっぱい付いてあることもあり、シンセサイザーをなかなか使い始めるに至らない人も多いと思います。中には、持っているけど全く使い方が分からないから、放置しているなんてことも……。たしかに、使いこなそうと思うとかなり大変だと思います。

最初はプリセットを触るところから始めてみよう

しかし、シンセサイザーには、プリセットと呼ばれる、最初から出来上がっている音が搭載されていることがほとんどなので、それらを活用していけばいいのです。最初は全然分からなくても、自分の欲しい音に近い音のするプリセットをまず選んで、そこから少しづつ各パラメータをいじり、ちょっとずつ理解していけばいいと思います。プリセットだけでも、かなり多くの音色を出せるので、それだけでもきっと楽しいと思いますよ。

デジタルシンセとアナログシンセの違い

アナログシンセ

シンセサイザーらしい電子音はアナログシンセの音

アナログシンセサイザーは、いわゆるシンセサイザーの音を出すことのできる楽器です。そのサウンドは電子音と呼ばれることもあります。たくさんのツマミやレバーが付いていて、アナログ回路を用いた、個性のあるサウンドを演奏することができます。

アナログシンセサイザーは、電子音楽を中心とした音楽や、個性的なサウンドを作ることができるので、シンセサイザーらしい音が欲しいのであれば、アナログシンセサイザーを選択するといいでしょう。

操作一つで思いもしないサウンドに出会える可能性も

デジタルシンセサイザーと違い、ピアノの音や、ドラムの音……など、生楽器に近い音は出ません。しかし、アナログシンセサイザーは、他の生楽器では再現できない、重厚感のある独特なサウンドを出すことができます。

直感的な操作感に長けていますが、どこのツマミを操作するとどのように音が変わるか分からないうちは、自分の理想としている音に近づけることは難しいかもしれません。ただ、その道中思ってもみなかった素晴らしい音に出会える可能性もあります。

KORG ポリフォニック・アナログ・シンセサイザー minilogue ミニローグ

Arturia アートリア / MiniBrute 2 アナログシンセサイザー

デジタルシンセ

様々な楽器の音色を簡単操作で再現できる

シンセサイザーと言われて、多くの人が思い浮かべるのは、このタイプのものでしょう。デジタルシンセサイザーは、ピアノ、バイオリン、オルガン、ギター……、もちろんシンセサイザーの音など、多くのサウンドを出すことができます。
デジタルシンセサイザーは、操作がアナログシンセサイザーに比べ簡単なので、初心者でもすぐに演奏を楽しむことができるでしょう。様々な音色を出すことが可能なので、自宅での作曲からステージでの演奏まで、幅広くカバーすることができます。
デジタルシンセサイザーは大きく分けて、
  • PCMシンセサイザー
  • モデリングシンセサイザー
  • サンプラー
と呼ばれる、鍵盤の付いていないシンセサイザーの3種類が存在します。

PCMシンセサイザー

PCMシンセサイザーは、デジタルシンセサイザーの中でも一番定番なもので、前述の通り多くの音を出すことができます。プリセットを活用することで、初めて使う人でも簡単にピアノ、オルガン、ドラム……、などのサウンドを瞬時に演奏することができます。

モデリングシンセサイザー

モデリングシンセサイザーは、アナログシンセサイザーの音をデジタル回路を使用することによって再現したシンセサイザーです。構造的にはデジタルですが、アナログシンセサイザーに近い存在でもあります。

サンプラー

サンプラーは、PCMシンセサイザーと同じ様に、様々な音を出せる楽器です。鍵盤の変わりに、4×4に配置されたパッドを使い演奏したり、シーケンサーと呼ばれる、あらかじめ発音タイミングを入力して演奏するタイプのものもあります。自分で録音した音を演奏に取り入れることができるのもサンプラーの特徴でしょう。

ローランド 61鍵シンセサイザーRoland JUNO-DS61

Akai Professional サンプラー 16パッド SDカードスロット MPX16

多彩な音源のプラグイン、ソフトシンセ

ソフトシンセ、ソフトウェア音源、プラグイン・インストゥルメント……、など様々な呼び方がありますが、そのどれもがデジタルシンセサイザーをPCやスマホ上で再現したものだと言えます。ピアノ、オルガン、バイオリン、ギター、トランペット、効果音系のサウンド……、など数多くの音色をだすことができ、DTMを始めるのであれば必須のアイテムといっても過言ではないでしょう。ハードウェアのものと比べると、比較的安価で手に入り、音楽制作ソフトを使って作曲するのであれば、後からいくらでも編集できるので、PCベースの制作環境を整えるのであれば、ソフトウェアシンセサイザーを選ぶといいでしょう。

おすすめの有名プラグイン

  • SpectraSonics Omnisphere2
  • Xfer Serum
  • NativeInstruments Massive
  • ReveralSound Spire
  • LennarDigital Sylenth1
  • KV331 SynthMaster
  • reFX Nexus2
  • Vengeance Avenger
  • Cakewalk Z3TA+2

有償版のソフトシンセを買う理由ってある?

付属のソフトシンセや無料でダウンロードできるソフトシンセと、有償版のソフトシンセは何が違うのでしょうか?「お金がかかるんだから、有償版のソフトシンセの方が音がいいにきまってるじゃん」と、思われるかもしれませんが、実はそれだけではないんです。

有償版のソフトシンセの方が、意外かもしれませんが初心者にとって扱いやすいのです。というのも、有償版のものには、豊富なプリセットが装備されていることが多いからです。シンセに慣れ親しんでいる人であれば、付属のソフトシンセや無料版のシンセでも、「いい音」を作れるかもしれませんが、慣れていない人であれば、そうもいきません。ツマミの数が多く、どうしたらどうなるのか最初は分からないものです。

もちろん、付属のソフトシンセ一つだけを深く知り、可能性を探っていくのもいいですが、一度有償版のソフトシンセを使ってみることで、自分自身のサウンドの幅を広げることができるかもしれませんよ。

人気のソフトシンセ

Spectrasonics Omnisphere 2 (USBインストーラー版) ソフトウェア シンセサイザー

豊富なプリセットが魅力のソフトシンセ、Omnisphere 2。12,000を超えるプリセットを搭載しているため、初心者でもいい音を自分の楽曲に取り入れることができます。逆にプリセットが多すぎて、理想のサウンドを見つけるのに最初は時間が掛かるかもしれませんが、お気に入り機能や検索エンジンを駆使することで、徐々に使い勝手のよいソフトシンセになっていくと思います。

音質のクオリティも高く、プリセットのサウンドを鳴らすだけでもプロクオリティーの音を出すことが可能です。1からサウンドを作りだすこともできるので、個性的なシンセサウンドを作ることもできるでしょう。

Spectrasonics Omnisphere 2 (USBインストーラー版) ソフトウェア シンセサイザー 【正規輸入品】

NATIVE INSTRUMENTS ネイティブインストゥルメンツ / KOMPLETE 11 SELECT

ソフトシンセといえば「Massive」!をバンドル、KOMPLETE 11 SELECT。KOMPLETE 11のエントリーモデルにあたるモデルで、即戦力なプラグインが11種類バンドルされています。

シンセの他にも、ドラム音源やワールド・パーカッション、ピアノ音源やエレピ音源……などが収録されているので、DAWの次に導入する製品としておすすめです。上位バージョンへのアップデート版も用意されているので、まずはSELECTから始めるといいでしょう。

NATIVE INSTRUMENTS ネイティブインストゥルメンツ / KOMPLETE 11 SELECT

Reveal Sound SPIRE プラグインソフト

シンプルなインターフェイスで操作性の高いソフトシンセ、SPIRE。比較的扱いやすいユーザーインターフェースをしているため、初心者にもおすすめです。ファクトリープリセットとして840種類のプリセットを搭載していて、拡張プリセットを導入することで、全く操作が分からなくても好みのサウンドを手に入れることができます。得意なサウンドの傾向はEDMですが、オールマイティに使えるソフトシンセだと思います。
今回は、DTMシンセについて紹介しました。ソフトシンセなど、DTMで使うようなプラグインソフトは、たくさんの種類を簡単にインストールすることができます。

ですが、あまりにもその数が多くなりすぎると、どれを使っていいのか分からなくなってしまうものです。そうしてしまうと、アイディアを形にする前に、迷いが生じると共に、一つのプラグインに対しての理解度が低くなってしまいます。

そのためあえて使うプラグインを絞り、一つのプラグインの可能性を探っていくというのが、もしかしたら「いい音」を作る一番の近道なのかもしれませんね。

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この記事に登場した専門家

有限会社フラクタル・デザイン ライター&エンジニア
中村太樹さん
音楽学校メーザーハウスでレコーディングやミキシングを学ぶ。卒業後はDTMステーションを書く藤本健の会社である有限会社フラクタル・デザインに勤務。現在は、レコーディングエンジニアやミキシングエンジニアとして活動する傍ら、記事の執筆もこなす。
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