コスパが良くておいしいチリワインの特徴とおすすめ10選

チリワインはコスパがよく、人気の生産地です。ワンコイン・ワインもよいですが、1,000円~2,000円台においしいワインがたくさんあるのも魅力的です。ここでは、チリワインについて、特徴やおすすめをご紹介します。

チリワインの基本情報
チリワインの品種と格付け
チリワインを選ぶポイント
おすすめのチリワイン
この記事に登場した専門家

チリワインの基本情報

日本ソムリエ協会 ワインエキスパート
水木 明さん
ワイン生産国としては新世界、ニューワールド・ワインに分類されます。比較的新しい産地ですが、コスパが高くて人気です。
サンタ・ヘレナ・アルパカ・カベルネ・メルロー

価格が安い背景

2007年に日本がチリと経済連携協定を結んだことで、ワインの関税が引き下げられ輸入が増加。2015年からはスティルワインの輸入量でフランスを抜き1位になっています。

テロワール(気候)と生産環境

東西にアンデス山脈と太平洋、北は砂漠に囲まれ、病害虫が入ってこない理想の産地です。昼夜の寒暖差が激しく、日照量が多いため、風味豊かなブドウとなります。乾燥している産地が多く、農薬も少なく栽培できるのも特徴です。

チリワインの品種と格付け

ぶどう畑

ブドウ品種

主な品種は、白ブドウはソーヴィニヨン・ブラン、シャルドネ、黒ブドウはカベルネ・ソーヴィニヨン、カルメネールです。

格付け

原産地呼称ワイン(D.O.)は、ブドウ品種・原産地・収穫年が、それぞれ75%以上使用されていると表示できます。

ラベルにチリ(CHILE)とあるものは、限定した生産地ではないテーブルワイン、原産地呼称ワインは、D.O.セントラル・ヴァレーのように、産地名が書いてあります。

チリワインを選ぶポイント

ワインショップ

ポイント1 お手頃な動物ラベル

日本の大手メーカーは、アルパカ(アサヒビール)、ピューマのサンタ(サントリー)、鹿のプードゥ(メルシャン)と、かわいい動物ラベルを発売しています。500円程度で購入でき、デイリーワインとしておすすめです。

ポイント2 本格派にはヴァラエタルワイン

本格的な味わいを楽しむなら、ブレンドをしていないヴァラエタルワインがおすすめ。動物ラベルを造っているチリの各メーカーも、ヴァラエタルワインを生産しています。

例えばアルパカを手がけるサンタ・ヘレナ社の「シグロ・デ・オロ(黄金の時代)」シリーズなどです。値段も1,000円台で購入できます。

ポイント3 人気の名門ワイナリー

コノスル、モンテス、ミゲル・トーレス、コンチャ・イ・トロ、サンタ・ヘレナが人気です。プレミアム・ワインなど本格的なラインナップがそろっています。

ポイント4 オーガニックワイン

農薬を使用しなくてよい産地の優位性を活かし、オーガニックワインも豊富です。
ワイン

おすすめのチリワイン

500円~1,000円

アルパカ カベルネ・メルロー

輸入ワイン市場売上容量No.1のアルパカ。メルローがブレンドされているため、まろやかで果実味を感じる赤ワインです。

どなたでも飲みやすく、お料理に合わせやすいです。流通量が多く、手に入りやすいのも魅力です。

フロンテラ カルメネール

チリ最大のワイナリー、コンチャ・イ・トロの、ふだん使いのブランド、フロンテラ。カルメネールはチリで成功した赤ワイン品種で、熟したプラムなどの果実味にスパイシーさもあり、カベルネよりもまろやかで飲みやすい味わいです。

チリの固有品種の味わいが楽しめる入門編としておすすめ。スパイスのきいた肉料理に合います。

コノスル ゲヴュルツトラミネール ヴァラエタル

コスパの高さでチリワインを有名にしたコノスルは、自転車のラベルでおなじみ。コノスルのゲヴュルツトラミネール種は、ワイン雑誌でも頻繁にランキングに入るベストセラーです。

パイナップルやライチのトロピカルな香りで、コクがあるミディアムボディ。タンドリーチキンや酢豚などエスニックや中華にも合います。上のクラスのレゼルバもおいしいですよ♪

コノスル ゲヴュルツトラミネール ヴァラエタル

1,000円台

ノヴァス ソーヴィニョン・ブラン サン・アントニオ・ヴァレー

有機栽培で有名なエミリアーナ・ヴィンヤーズの上のクラスのビオロジック・ワイン。爽やかでスパイシーなハーブ香とグレープフルーツの柑橘の味わいが特徴です。

ノヴァス ソーヴィニョン・ブラン サン・アントニオ・ヴァレー

コノスル ピノ・ノワール レゼルバ

1,000円台で買える高コスパのピノ・ノワールです。ブルゴーニュのピノ・ノワールと異なり、チェリーのような濃いめの果実味となめし皮のような香りもあります。

こちらより上のクラスのピノ・ノワールも人気です。

コノスル ピノ・ノワール レゼルバ

ヴィーニャ・エラスリス エステート・カベルネ・ソーヴィニヨン

「世界で最も優れたカベルネを生み出す」といわれる産地アコンカグア・ヴァレーをほぼ独占して所有するワイナリー、ヴィーニャ・エラスリス。

ブラインド・テイスティングでボルドーの有名シャトーを破った実力派です。こちらはエントリークラスのカベルネ・ソーヴィニヨンです。

ヴィーニャ・エラスリス エステート・カベルネ・ソーヴィニヨン

2,000円台

ミゲル・トーレス・チリ コルディエラ・シャルドネ

スペインの名門トーレスのチリワイン。フレッシュ&フルーティーで旨みのあるシャルドネです。ちょっといい白ワインを飲みたいときにおすすめです。

ミゲル・トーレス・チリ コルディエラ・シャルドネ

モンテス・アルファ シャルドネ

重めの樽のきいたシャルドネです。トロピカルフルーツの香り、オーク樽の香ばしさなどバランスがいいです。

モンテス・アルファ カベルネ・ソーヴィニヨン

有名なワイン評論家ロバート・パーカー氏から絶賛されたプレミアム・ワイン。2,000円台ですが、ボルドーの1万円弱のクラスにも匹敵する味わいの実力派です。

リピーターも多いので、赤ワインが好きな方へのギフトにも最適です。

モンテス・アルファ カベルネ・ソーヴィニヨン

5,000円以上

コンチャ・イ・トロ ドン・メルチョー

チリワインの最高峰として愛好家に人気で、ワイン漫画でも紹介されました。濃厚で骨格がありながら、バランスのよい飲みやすさがあります。

すぐにでも飲めますが、数年寝かせて飲むのもおすすめです。

コンチャ・イ・トロ ドン・メルチョー

チリワインの特徴やおすすめをご紹介してきました。基本的に安い大量生産品は、フレッシュな若いうちに飲むとおいしいです。ヴィンテージが2種類販売されている時は、新しい、若い方を購入して、フレッシュでフルーティーな味わいを楽しむのがよいでしょう。

この記事に登場した専門家

日本ソムリエ協会 ワインエキスパート
水木 明さん
2012年、日本ソムリエ協会ワインエキスパートを取得。ワインショップやインポーターで経験を積むとともに、多くのインポーターのワインを幅広く飲んで、情報収集している。特に初心者がワインで困った時にアドバイスしてきた経験から、実用的なコツを伝えることを心がけている。
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